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Marcos Valle 「Meu Heroi」 (アルバム:Marcos Valleより)


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Marcos Valle 「Meu Heroi」
■アーティスト名:Marcos Valle
■アーティスト名カナ:マルコス・ヴァーリ
■曲名:Meu Heroi
■曲名邦題:メウ・エロイ(僕のヒーロー)
■アルバム名:Marcos Valle
■アルバム名邦題:マルコス・ヴァーリ(1974)
■ジャンル:MPB
■リンク:この曲を聞いてみたい人は→ Click Here
※もしよかったら聞いた後、下のコメントも読んで頂ければうれしいです!

■コメント:
今回はマルコス・ヴァーリを取り上げます。

このブログで度々取り上げている同じアルバム名多すぎ問題ですが、この人も「Marcos Valle」というアルバムが1970年、1974年、1983年と3枚あります。

このアルバムは邦題で「Marcos Valle(1974)」と発表した年が付け加えられていて区別されています。まあ2枚目の「Marcos Valle」ですが、輸入盤をご購入の際はお気をつけください。

この人はジョアン・ジルベルトから始まったオリジナル・ボサノヴァの中で末っ子的立ち位置の人と言えるかもしれません。しかしこのアルバムの頃はもうボサノヴァの要素はありません。

どこか不思議なシンガーソングライター時代とでも言いたくなる時期の作品です。

不思議というのは、つかみどころがないのですが、それが逆に魅力になっている気がするからです。しかしこの曲などはとても分かりやすいと思います。

まずイントロのピアノが小気味良く始まります。このピアノはこの曲の背後で終始鳴っていて、この曲の基調を作り出しています。

コーラスを伴ってボーカルが始まります。添えられるコーラスがとても華やかで多彩です。マルコス・ヴァーリにとってこのアルバムのテーマはボーカルアレンジメントを多用することだったようですが、この曲などはまさしくその狙いがうまく行った曲でしょう。

この曲はパンの耳がないランチパック的な曲です。

この曲はピアノとボリュームのあるコーラスの組み合わせが中心で、あまり展開はしないまま終ります。私は曲の美味しいところだけを切り出して、こうして小作品として提示する手法を嫌いではありません。

いいピアノのフレーズを思いついたから、コーラスを乗せてみよう、もう少し付け加えてもいいかもしれないけれどまあいいか、よし完了みたいな感じではないでしょうか。

しかしこの曲の特徴はもうひとつあります。歌詞です。

曲の邦題に「僕のヒーロー」という副題が付いていますが、この曲では彼のヒーロー像が歌われています。国内盤から歌詞の翻訳を引用します。

僕のヒーローは弱い
ダメなやつだ
僕のヒーローは愛
キスをすることしか知らない
ケンカが得意だったことは一度もない
ケンカをすると殴られる
僕のヒーローはそんなやつだ

訳:国安真奈


作詞はマルコス・ヴァーリのお兄さんのパウロ・セルジオです。でも私がこの人に抱くイメージもこの歌詞の通りです。

国内盤のライナーノーツには当時のブラジルの軍事政権への批判ではないかというようなことが書かれていました。本当はそうかもしれないけれど、私はそれほど深読みしなくてもいいようにも思います。

このジャケットだって何か意味ありげだけど、他のジャケットを見ると寝そべっていたり、お酒を持ってドヤ顔していたり、猫背で歩いていたり、ベッドに入っていたり、水中の面白写真だったり、あんまり考えている感じがありません。

曲でもジャケットでも熟慮の結果みたいな感じがしないんですよね。

私はこの人に政治性を感じたことがありません。身近なところでゆるく楽しみを見つけようじゃないかという感じがしますけどね。私はこの歌詞を読んで、この人らしいなと思いました。

この曲なんかは歌詞を含めて、少しかわいいところがあると思います。


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* Category : ブラジル音楽

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