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America「You Can Do Magic」(アルバム:View from the Ground)

「ラス・バラードの力を借りて背水の陣で発表された勝負の曲」

今回はアメリカ「風のマジック」(Album『風のマジック』)をご紹介します。

本日のおすすめ!(Today’s Selection)
■アーティスト名:America
■アーティスト名カナ:アメリカ
■曲名:You can do Magic
■曲名邦題:風のマジック
■アルバム名:View from the Ground
■アルバム名邦題:曲名邦題と同じ
■動画リンク:America「You Can Do Magic」

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アメリカ「風のマジック」(アルバム:風のマジック)ディスクレビュー

こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ

この曲はアメリカというバンドの曲です。最初バンド名を知った時は、よくこんなバンド名を名付けたなと思いました。

ちなみに結成されたのはイギリスで、メンバーはアメリカンスクールで出会ったアメリカ人2人、イギリス人1人という構成です。

このアルバムの頃には1人脱退して2人組になっています。

余談となりますが、国の名前をバンド名にしている例は他にいくつかあります。

ジャパン(イギリスのバンド)
チャイナ(カナダのバンド)
イングランド(イギリスのバンド)
スペイン(アメリカのバンド)
ブラジル(アメリカのバンド)

彼らはデビュー後にロサンゼルスに活動拠点を移しました。

アメリカという国でアメリカというバンド名で活動するのは、何か支障がなかったのかなと心配していまいます。

彼らはデビュー後にはコンスタントにヒットを飛ばしていましたが、この曲が出た時には既に終った扱いされていました。

アルバムが2作連続でトップ100にも入らないという非常事態でした。

この曲を発表する前に、彼らは大きな決断を迫られていたはずです。

おそらくてこ入れの必要があると判断した人がいるのでしょう。

そこで外部の人材であるラス・バラード(Russ Ballard)のこの曲がシングルに採用されました。

私はバンドのメンバーの作曲能力はラス・バラードに負けていないと思っています。

少なくとも同等の才能があると思いますが、メンバーの書く曲はどこかしら押しが弱いところがあります。

それはそれで良いところでもあるんですけどね。

加えてこのアルバムにはスティーブ・ルカサー(Steve Lukather)、ジェフ・ポーカロ(Jeff Porcaro)、マイク・ポーカロ(Mike Porcaro)という当時引っ張りだこだったTOTOのメンバーも参加しています。

この時彼らは確実なセールスを狙いにいかないといけない状況でした。

外部のライターの力を借りて演奏にも売れっ子を登用して、まさに背水の陣です。

これでダメだったら諦めもつくという布陣です。

この曲が発表された1982年は音楽がビッグビジネスとして成長している時期でした。

その波の乗ることができないアーティストは急速に過去の人になってしまう、そういう時代でした。

だからこの曲がビルボード8位とヒットを記録して、新しい時代で自分達の存在感をアピールすることには大きな意味があったと思います。

彼らは賭けに勝ち、ひと山乗り越えて新たな時代でも自分達をアピールすることができたというわけです。

さて曲ですが、いかにももプロが演奏しましたという安定した演奏をバックにして、彼らの持ち味であるコーラスを活かしたさわやかな曲に仕上がっています。

いたずらにセールスの為に媚を売っている感じはしません。

私が持っているCDではこの曲で叩いているのが誰かクレジットを確認できませんでしたが、ただ普通に叩いているだけで良さが分かるすばらしい演奏です。

やはりジェフ・ポーカロかもしれません。

1:17あたりのところからコーラスがスキャットしている時に、アクセントをつけるギターも印象的です。

とてもさわやかな曲です。

しかし曲の背景を知ってから聞くと、たださわやかだけではないように聞こえるかもしれません。

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A View From the Ground

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