無人島の1枚を探すブログ Donny Hathaway 「The Ghetto」 (アルバム:Everything is Everythingより)

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Donny Hathaway 「The Ghetto」 (アルバム:Everything is Everythingより)


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Donny Hathaway 「The Ghetto」
■アーティスト名:Donny Hathaway
■アーティスト名カナ:ダニー・ハサウェイ
■曲名:The Ghetto
■曲名邦題:ゲットー
■アルバム名:Everything is Everything
■アルバム名邦題:新しきソウルの光と道
■ジャンル:ニューソウル
■リンク:この曲を聞いてみたい人は→ Click Here
※もしよかったら聞いた後、下のコメントも読んで頂ければうれしいです!

■コメント:
今回はニューソウルから取り上げます。

この曲はソウル好きの方はもちろんのこと、クラブ界隈でも知っている人が多い曲かもしれません。

しかし一般の人がどのぐらいこの曲を知っているのかと思うと、改めて取り上げざるを得ない曲です。

仮にも「無人島の1枚を探すブログ - desert island discs -」というブログ名をうたっている以上、この曲を取り上げないという選択肢はありません。

私はかなり早い時期にこの曲と出会いましたが、最初聞いた時に聞いてはいけないような気持ちになったものです。

そのへんで流れている音楽では感じられないリアルな手触りがあって、岩肌から岩の塊を掘り出してゴロンとそこに置いているかのような異物感があるように思いました。

当時はゲットーとは何か分かっていなかったかもしれませんが、無意識的にこの曲の背後には何かしらヒリヒリするような現実があるのだと思いました。そういう意味で「The Ghetto」という曲名は秀逸だと思います。

この曲の入っているアルバムはダニー・ハサウェイのファーストアルバムで、この曲はデビューシングル曲です。シングルは未聴ですがA面が「The Ghetto, Pt.1」B面が「The Ghetto, Pt.2」で合計6:50ですから、この曲を分割してA面とB面に分けて収録したのでしょう。

この曲は時々ダニー・ハサウェイの声も入るし「The Ghetto」という掛け声が繰り返されてはいますが、基本的な性質としてはインストです。しかし一方でダニー・ハサウェイはとても深みのある声を持っていて、ボーカリストとしても超一流です。

自身の強みである歌ではなく、基本インストと言ってもいいこの曲を、強引に2つに分けて収録したシングルでデビューしたというところに、この人の本質がある気がします。

もっとゲットーの問題に目を向けてほしい。ジャケットも含めて、そういうメッセージがあるように思います。

当時、貧困街ではアフリカ系アメリカ人やプエルトリコ人、ラテン系アメリカ人、アジア系アメリカ人などがひしめきあっていました。実際この曲では黒くゆらめくエレピと不穏なパーカッションはそのゲットーの肌触りをそのまま伝えてくれるかのようです。

前半はエレピが主役で、後半はパーカッションの比重が大きいかもしれません。前半のエレクトリック・ピアノはこの曲の最大の聞きどころです。

昔、私は後半が冗長であるように感じていましたが、今聞き返すとこの曲のもう1つの肝であるラテンパーカッションのグルーヴ感も最高です。

この曲は意外とカバーもありますが、やはり原曲にはかないません。それでもいくつか良いカバーがあります。2曲だけ取り上げておきましょう。

リロイ・ハトソンはこの曲をダニー・ハサウェイと共作した人です。どうしても原曲の方に軍配が上がってしますが、これはこれでいい感じだと思います。

Leroy Hutson 「The Ghetto '74」
Too Short 「The Ghetto」

同じ曲でも原曲とは雰囲気がかなり違うことが分かると思います。

私が音の肌触り的により近いと思うのは、同じくゲットーの状況をラテン側から発信したハーレム・リヴァー・ドライヴというグループの曲です。

「The Ghetto」は1970年、下のハーレム・リヴァー・ドライヴの曲は1971年です。全く違う曲ですが同じ背景のせいか共通する雰囲気があるように思います。

Harlem River Drive 「Harlem River Drive (Theme Song)」

とまあこの曲の肌触りの特異性を実感して頂きたいが為に、今回は聞き比べを中心にした記事にしてみました。私は原曲をより深く理解できるような気がして、時々こういう聞き比べをすることがあります。

もちろんお忙しい方は原曲を楽しんで頂くだけで結構です。

最後にサンボマスターに「新しき日本語ロックの道と光」というアルバムがありますが、このアルバムの邦題である「新しきソウルの光と道」を参考にしたんでしょうか。あれもすばらしいアルバムでしたね。


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