無人島の1枚を探すブログ Wes Montgomery 「Fly Me to the Moon」 (アルバム:Road Song)

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Wes Montgomery 「Fly Me to the Moon」 (アルバム:Road Song)



今回はウェス・モンゴメリー「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」(Album『ロード・ソング』)をご紹介します。

ジャズギターの表現力の1つの到達地点となる名演奏


本日の☆おすすめ
■アーティスト名:Wes Montgomery
■アーティスト名カナ:ウェス・モンゴメリー
■曲名:Fly Me to the Moon
■曲名邦題:フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
■アルバム名:Road Song
■アルバム名邦題:ロード・ソング
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■音楽ジャンル:フュージョン
■期待効果:気分が乗ります

この曲を聞いてみたい!
Wes Montgomery「Fly Me to the Moon」
クリックすると動画サイトで視聴できます★Click Song Title★

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ウェス・モンゴメリー「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」Album『ロード・ソング』ディスクレビュー


ジャズギターで最初におすすめしたい曲


こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールはこちら

今回はジャズギターから取り上げます。

先日寝る前にスマホでまとめサイトを見ていたところ、ジャズ・ギターっていいよなという記事を見つけました。

その時にそういえばまだブログではジャズギターを取り上げていなかったなと思い取り上げることにしました。

ジャズ・ギターにもすばらしい人が多いので、誰を取り上げるかは迷うところです。しばらく考えてこの人にしました。

普段あまりジャズギターを聞かない人にも気に入ってもらえそうな曲は、さしあたってこれかなと思います。

この曲自体は知っている人も多いと思います。普通に生活していても、この曲の色々なバージョンが流れてきますからね。

この曲のプロデュースはクリード・テイラー(Creed Taylor)、アレンジがドン・セベスキー(Don Sebesky)というA&M/CTIでおなじみの布陣です。

アレンジは完全にイージーリスニング風ですね。おそらく当時の白人の中流以上の層を狙った音楽なんでしょう。

当時のアメリカは居間に大きなステレオがあって、趣味の良い音楽を聞くというライフスタイルがあこがれだったのですね。



この曲のどこがすばらしいのか


さて曲を聞いていきましょう。

この曲はドン・セベスキーのチェンバー風のイントロで始まります。

アルバム全体としては良いアレンジだと思う部分もありますが、この曲のアレンジは好きではありません。最初の方はバロック音楽みたいなアレンジですが、私はここは飛ばしています。

34秒ぐらいからようやくウェスの演奏が始まります。

最初のテーマ部分では特に原曲のメロディを大きく変えることなく、比較的端正に弾いていると思います。

しかしこの人は味わいが止まらない人なので、ただ端正に弾いているだけでもつまらなくはなりません。音の細部からにじみ出るニューアンスがあります。

この人は一般にオクターヴ奏法(Octave Unison)という弾き方で有名な人です。

オクターヴ奏法(オクターヴそうほう)とは、和音の発生が可能な楽器(弦楽器、鍵盤楽器)において、1オクターヴ離れた同じ音を、一人の演奏家がユニゾンで演奏すること。メロディー、伴奏の双方で用いられる。
オクターヴ奏法 Wikipedia


もっとざっくりいうと1人で弾いているのに2人が音を重ねて弾いているみたいに、音にふくらみが感じられる音の鳴らし方ですかね。

しかしこの人の場合は右手ではピックを使わずに親指で弦を弾いているので、音のアタックが柔らかいところが特徴です。

彼の親指のオクターブ奏法が、この手のイージーリスニング的なやわらかいサウンドにも相性が良いと思います。

要するに口当たりが良い演奏ができるということですが、この人はそれだけの人ではありません。この人は内部に獰猛なほどのアドリブ本能があります。

この人はジャズのギターリストの中で、頂点の1人です。

ジャズプレイヤーはギターに限らずアドリブに命をかけているような演奏が沢山ありますが、私の意見ではアドリブでこの人を超える人はいません。同格だと思える人も、せいぜい数人程度です。

例えば「Complete Live in Paris 1965」なんかを聞くと、もっと野性味があふれる演奏を聞かせてくれます。

それに比べるとこの演奏は少し控え気味ですが、それでも決してつまらなくはなってはいません。ライブなどでのクリエイティビティを全開にした演奏と変わらぬ、質の高いアドリブを聞かせてくれます。

例えばこの曲の1:25ぐらいのところからアドリブが始まりますが、これは本当に見事です。アドリブなのにこの稀代の名曲のテーマのメロディに負けていません。

技術だけでなくフィーリングも含めて、何がどうなっているのか訳が分かりません。唖然驚嘆驚愕、そんな言葉を連発したくなる演奏です。

こんな生命力に満ちた演奏をしていますが、実はこの作品が遺作です。死因は心臓発作らしいですが、1968年6月15日に享年45歳で永眠しています。

もう死後50年以上が経過しているのですね。

引き続きこのアルバムのAmazonレビューを読んでみたい方や、ご購入をお考えの方は、下のリンクからお進みください。


ロード・ソング




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