無人島の1枚を探すブログ Little Feat 「Willin'」「Texas Rose Cafe」 (アルバム:Sailin' Shoes)

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Little Feat 「Willin'」「Texas Rose Cafe」 (アルバム:Sailin' Shoes)



今回はリトル・フィート「ウィリン」「テキサス・ローズ・カフェ」(Album『セイリン・シューズ』)をご紹介します。

音の間合いのとり方が絶妙で、想像力がかきたてられる音楽です!


本日の☆おすすめ
■アーティスト名:Little Feat
■アーティスト名カナ:リトル・フィート
■曲名:Willin'、Texas Rose Cafe
■曲名邦題:ウィリン、テキサス・ローズ・カフェ
■アルバム名:Sailin' Shoes
■アルバム名邦題:セイリン・シューズ
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■音楽ジャンル:ロック
■期待効果:良質な映画を見たような気分になります

この曲を聞いてみたい!
Little Feat「Willin'」
Little Feat「Texas Rose Cafe」
クリックすると動画サイトで視聴できます★Click Song Title★

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リトル・フィート「ウィリン」「テキサス・ローズ・カフェ」Album『セイリン・シューズ』ディスクレビュー


アルバムや曲のデータについて


こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールはこちら

今回は2曲ご紹介します。1曲は誰もが名曲と認めている曲。そしてもう1曲は私が同じぐらい偏愛している曲です。

リトル・フィートが自分達のサウンドを確立するのは次作の「ディキシー・チキン(Dixie Chicken)」からだと思いますが、過渡期というにはあまりにもこの時期の彼らは魅力的だと思います。

このアルバムは全体にローウェル・ジョージ(Lowell George)色が強いアルバムのように言われています。

実際11曲中10曲でリードボーカルをとっていて、8曲を作曲しています。彼の弾くギターも目立ちまくっているのだから当然かもしれません。

しかし売れなかったのですね。バンドは解散寸前にまで追い込まれたそうです。とても質の高いアルバムですが、確かにいかにも売れそうな感じはしません。

ただ彼らの音楽には詰め込みすぎていない良さがあります。

彼らは元々スタジオ・ミュージシャンの集まりで手練れの人たちです。もっと各楽器が目立つようになってもおかしくありません。

現代の音楽は1分あたりの情報量が多くなっています。現代の音楽ではなくても先日ご紹介したタイ・フォン(Tai Phong)なども大変情報量が多いですよね。

このアルバムは音の間合いで聞かせるところがあります。小説などでも文章そのものではなく行間で語る人がいますが、それの音楽版です。

もしくはあまり書き込みすぎていない絵とか、ポケットなどが付いていない簡素で肌触りの良い服とか、そういうものに似ています。

ここでの音楽は音を詰め込みすぎていない、しかしシンプル過ぎてもいない、その塩梅がすばらしいです。

きちんと彼らなりの美意識を元にして音が取捨選択されている感じがします。一言でいうとセンスが良いといえるかもしれません。

このあたりはプロデューサーのテッド・テンプルマン(Ted Templeman)の功績もあると思います。



この曲のどこがすばらしいのか


さて曲を聞いていきましょう。

「ウィリン」は語りみたいなボーカルから始まります。ギターの鳴り方がすばらしいですね。そこに独り言のようなボーカルが入ります。

その後らコーラスや詩情豊かなピアノでひと盛り上がりしますが、全体的には小作品といった風情の曲になっています。

「ウィリン」は麻薬を運ぶトラックドライバーの歌だそうですが、その先入観のせいか、まるで昼間から酒を飲んでいるような若干ダメな感じもします。

しかしそれもいい感じの空気を醸し出しています。

例えば午後の人がまばらなカフェで、極上のスモークサーモンとバーボンだけで酒を飲んでいるみたいな、いい具合に音にすき間があってゆるやかな感じです。

名曲と誉れが高い曲ですが、確かに聞いた後に余韻が残る曲です。

もう1曲の「テキサス・ローズ・カフェ」は出だしの歌の肩の力が抜けています。

私はこの曲の出だしの35秒ほどが好きで、バックのギターとピアノはすき間だらけなせいで、とても想像力を喚起する音の空間になっていると思います。

1:57ぐらいのところからプログレッシブな演奏が始まりますが、このよくよく分からないから騒ぎ的な展開もなんだかおもしろいです。

その後にまた簡素な展開に戻ります。ここでもボーカルの背後でピアノとギターがお互いに遠慮をしているような感じで鳴らしているのが、やはり私のツボです。

このあたりは説明が難しいところですかね。

カフェつながりで連想しているだけかもしれませんが、この曲などは映画「バグダッド・カフェ(Bagdad Cafe)」あたりで流れてもおかしくないようにも思います。

先ほど売れなかったのも分かるというようなことを書きましたが、趣味の良いミニシアターの映画みたいな良さがあると思います。

多くの人が押し寄せなくても、上演期間が不思議と延長されてしまうような映画です。

言葉にしがたい魅力がある曲だと思います。

引き続きこのアルバムのAmazonレビューを読んでみたい方や、ご購入をお考えの方は、下のリンクからお進みください。


セイリン・シューズ




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