無人島の1枚を探すブログ Electric Light Orchestra 「Telephone Line」「Livin' Thing」 (アルバム:A New World Record)

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Electric Light Orchestra 「Telephone Line」「Livin' Thing」 (アルバム:A New World Record)



今回はエレクトリック・ライト・オーケストラ「テレフォン・ライン」「オーロラの救世主 」(Album『オーロラの救世主』)をご紹介します。

70年代アメリカ音楽無冠の帝王、そして陰キャ界のスーパースター


本日のおすすめ!(Today's Selection)
■アーティスト名:Electric Light Orchestra
■アーティスト名カナ:エレクトリック・ライト・オーケストラ
■曲名:Telephone Line、Livin' Thing
■曲名邦題:テレフォン・ライン、オーロラの救世主
■アルバム名:A New World Record
■アルバム名邦題:オーロラの救世主
※バンド名の通称「ELO」
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■音楽ジャンル:ロック
■期待効果:気分が高揚します

曲を聞いてみたい!(Click to Listen)
Electric Light Orchestra「Telephone Line」
Electric Light Orchestra「Livin' Thing」
※Today's Desert Island Disc

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エレクトリック・ライト・オーケストラ「テレフォン・ライン」「オーロラの救世主 」Album『オーロラの救世主』ディスクレビュー


セールスチャートについて


こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールはこちら

今回は通称「ELO」を取り上げます。

1970年代のアメリカで最も多くのトップ40ヒットを放ったバンドだそうです。

それはそうでしょう。コンスタントにアルバムを発表して、各アルバムから大体3、4曲シングルカットして、かなりの確率で40位以内に入れていますからね。

しかしチャートを調べていた私は違うことで驚きました。ヒット曲がゴロゴロしている割に、1位がとれていないということです。

アメリカでは全キャリアを通してシングルでは1位はありません。

イギリスでは1980年にザナドゥ(Xanadu)で1位を取っていますが、あれはオリビア・ニュートン・ジョン(Olivia Newton-John)の曲みたいなものです。ELOの曲としてカウントしてはいけないように思います。

アルバムについても、アメリカでは一度も1位を取っていません。イギリスでは「ディスカバリー(Discovery)」と「タイム(Time)」でようやく1位を記録しています。

文章だけでは分かりにくいので、まとめてみましょう。

ヒットチャート1位の取得回数
・シングル
アメリカ:0回
イギリス:0回(ザナドゥは除外)

・アルバム
アメリカ:0回
イギリス:2回

トップ40ヒットが70年代のアメリカで最多なのにも関わらずです。私はそちらの方に驚きました。特に出身国のアメリカで一度も1位を取っていないのが残念です。

原因はよく分かりませんが、キャラクターが弱いとか、楽曲にヒットを取りにいくような下世話さが足りないとか、もしかしたらレコード会社のプロモーション戦略が効果的ではなかったのかもしれません。

しかし逆に言うと、そういう飛び道具とか押しの強さがないのに、楽曲の良さだけでヒットを量産していたということになります。

私は1970年代の音楽シーンにおいて、このバンドの影響は計り知れないと思います。実際彼らは、ミュージシャンズ・ミュージシャンみたいなところがあります。

プログレに詳しい方はバークレイ・ジェームズ・ハーヴェスト(Barclay James Harvest)などのプログレバンドが、次第にELOっぽい方向に変化していった事例をいくつかご存知だと思います。

ELO自体ももともとプログレバンドでしたが、そのイメージチェンジの一番の成功例ではないでしょうか。

私にとってELOは無冠の帝王で、陰キャラ界のスーパースターみたいな存在です。



歌詞と曲名について


さてそんな私のこだわりはこのぐらいにして、曲を聞いていきましょう。今回は2曲取り上げました。

「テレフォン・ライン」は彼らの代名詞と言ってもいい曲です。アメリカのチャートで7位まで上がって、彼らの最高位を記録しています。

イントロは電話のコール音にシンセサイザーが絡んで始まります。

歌詞は「やあ、どう?元気にしてた?」から始まって、「とても、とても、とても、とても孤独な夜を過ごしていたんだ」と続きます。

誰かと電話で話しているシーンと思いきや「それが僕の言いたかったこと。すべてを君に打ち明けたい。もし君がこの電話を取ってくれたなら」と続きます。

最後の一言で、電話を誰かにかける1人遊びを演じていたことが判明するという仕掛けをしています。

この曲で電話に出てほしい相手とは、曲を聞いているこちら側ということでしょう。

またボーカルは電話を通した音声みたいな感じで始まりますが、電話で実際に話しているよう思わせるためだと思われます。

直接リスナーと繋がっていることを意識させる、しかもそれは1人芝居であったと白状してしまう、まずその工夫がすばらしいです。

曲の出来も負けていません。

曲が進んでストリングスやコーラスが入ってくると、もう曲のすばらしさが止まりません。途中でトゥワップ調のボリュームがあるコーラスが入りますが、彼らの音楽にはこうした昔なつかしい要素が入ることが結構あります。

昔おばあちゃんの家に遊びに行った時に出されたかりんとう的味わいが、彼らの音楽から感じられますが、これはいつものことです。彼らの音楽には、いつも古く良き音楽の香りがします。

そしてサビは本当に最高です。こればかりは聞いていただくしかありません。「もう少し時間がほしい。僕は薄明かりの中にいるんだ」と歌われています。

ふと思ったのですが、ジェフ・リン(Jeffrey Lynne)のボーカルはフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)に少し似ていないでしょうか。

もう1曲の「Livin' Thing」は「オーロラの救世主」という邦題の曲です。しかし、、、

英語曲名:「Livin' Thing」   
直訳:「生きる証、生物」 
日本語曲名:「オーロラの救世主」

英語アルバム名:「A New World Record」
直訳:「世界新記録」   
日本語アルバム名:「オーロラの救世主」

これは一体!

まあアルバム名と同じにしたというのは、邦盤発売元のこの曲に対する期待値の高さかもしれません。いい曲だからアルバム名と同名のタイトルを付けてしまえという感じではないでしょうか。歌詞の内容に「オーロラの救世主」色がありません。

しかしそもそも「オーロラの救世主」って一体何でしょうか。



この曲のどこがすばらしいのか


どうでもいい話は置いて、曲を聞きましょう。

こちらは18秒のところでのストリングスの刻みがまず最高です。時々入るストリングスの刻みはこの曲の華です。

歌い出しのメロディがすばらしく、ストリングスを背景に気持ち上がってきます。そしてサビで彼らお得意のコーラスが入ると、天にも昇る気持ちにさせられます。

後半は更に演奏が熱を帯びてきて、ああこれはレコード会社の担当の人もこれを押そうと思っただけあるわと思います。

純粋に良い音楽を聞きたいと思う人ならば、まずはこの2曲を聞いてみてはいかがでしょうか。

アメリカの1970年代最高の音楽がここにあります。

引き続きこのアルバムのAmazonレビューを読んでみたい方や、ご購入をお考えの方は、下のリンクからお進みください。


オーロラの救世主




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