無人島の1枚を探すブログ Squeeze 「Pulling Mussels (From the Shell)」「Another Nail in My Heart」 (アルバム:Argybargy)

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Squeeze 「Pulling Mussels (From the Shell)」「Another Nail in My Heart」 (アルバム:Argybargy)



今回はスクィーズ「プリング・マッスルズ」「恋の傷跡」(Album『アージーバージー』)をご紹介します。

ギザギザハート達のアイドル、みんな大好き!スクィーズ


本日の☆おすすめ
■アーティスト名:Squeeze
■アーティスト名カナ:スクィーズ
■曲名:Pulling Mussels (From the Shell)、Another Nail in My Heart
■曲名邦題:プリング・マッスルズ、恋の傷跡
■アルバム名:Argybargy
■アルバム名邦題:アージーバージー
------------------------------
■音楽ジャンル:ロック
■期待効果:鼻歌を歌いたくなります

この曲を聞いてみたい!
Squeeze「Pulling Mussels (From the Shell)」
Squeeze「Another Nail in My Heart」
クリックすると動画サイトで視聴できます★Click Song Title★

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スクィーズ「プリング・マッスルズ」「恋の傷跡」Album『アージーバージー』ディスクレビュー


曲のデータについて


こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールはこちら

「ギザギザハート達のアイドル、みんな大好き!スクィーズ」と思わずレトロなキャッチフレーズから書き始めてしまいました。

まずはデータからいきましょう。

このアルバムはスクィーズの3枚目で、1980年に発表されています。このアルバムはイギリスのアルバムチャートで32位まで上がりました。

この2曲はどちらもシングルカットされていて、「プリング・マッスルズ」が1枚目のシングルで44位、「恋の傷跡」は2枚目のシングルで17位を記録しています。

どちらも後に「スポット・ザ・ディファレンス(Spot the Difference)」というアルバムで、セルフカバーされています。

なぜか尖った音楽を好む人に好かれている


このバンドは音楽的にはパンクではありませんが、パンクの流れから出てきた人たちで、そのせいかパンクを聞いていた人にも好かれているバンドです。

ただ1980年といえばパンクが下火になっていた頃です。

このアルバムが発売された1980年に3大パンクバンドがどういう状態だったか、以下に挙げてみましょう。

セックス・ピストルズ:とっくに解散して前年にサントラを発売
クラッシュ:前年にロンドン・コーリングを発表
ダムド:ブラック・アルバムというポップ路線のアルバムを発表

3大パンクバンドは解散するか、より曲の良さに磨きをかけてポップな路線に方向性を変えていた頃です。

今ではクラッシュ(The Clash)とダムド(The Damned)のアルバムは、ポップ路線といっても大変興味深いアルバムだと思います。

しかし昔私が後追いでチェックした頃は、もっと激しいサウンドの方が好みでした。

私は10代の頃、80年代のパンクとそれ以降のシーンを遡ってチェックする為に、DOLLというパンク雑誌のバックナンバーを中古本屋さんで漁っていたことがあります。

基本的にDOLLでは尖った音楽がもてはやされがちでしたが、このバンドはとても好意的に書かれていたように記憶しています。

私はロッククラシックを聞き進めていましたが、一方で私の周りでは誰も名前を知らないディスチャージ(Discharge)とかG.B.H.とか、もう既に時代遅れとなっていた骨董品みたいなものを聞いては、パンクはこうでなければと思っていました。

当時私が好きなバンドのメンバーもスクィーズをフェバリットバンドとして挙げていたので聞いていましたが、スクィーズとXTCは戸惑いながら、恐る恐る聞いていたように思います。

それが今ではすっかりお気に入りになってしまっています。

パンクはもとより、エッジの立った音楽に嗅覚が鋭そうな布袋寅泰も、このアルバムがお好みらしいです。

興味深いリストを見つけたので、引用しておきましょう。布袋寅泰が昔ギターをよくコピーしたアルバムらしいです。

T.REX 「GREAT HITS」
D.BOWIE 「ZIGGY STARDUST」 「STATION TO STATION」
MOTT THE HOOPLE 「BEST」
ROXY MUSIC 「1st」
SEX PISTOLS 「NEVER MIND THE BOLLOCKS」
BILL NELSON'S 「RED NOISE」
AEROSMITH 「TOYS IN THE ATTIC」
XTC 「BLACK SEA」
SQUEEZE 「ARGY BARGY」

布袋寅泰がSEX PISTOLSから受けたギタープレイへの影響を勝手に検証


元々は1987年の月刊Playerの記事みたいですが、尖った音楽が並ぶ中で、やはりこのアルバムが挙げられています。

前作よりもトンガリ度が低くなったにもかかわらず、このアルバムを選んだということは、やはりこのバンドのポップセンスがお好みなんでしょう。

つまり何が言いたいかというとこのバンドは、ヒリヒリしていたり、尖っていたり、危ない目をしていたり、髪の毛を逆立てている人をも、不思議と虜にしてしまうバンドだということです。



この曲のどこがすばらしいのか


今回はその秘密をこの2曲から探索していきたいと思います。さて曲を聞いていきましょう。

作詞作曲はどちらの曲も「80年代のレノン=マッカートニー」と呼ばれる、クリス・ディフォード(Chris Difford)とグレン・ティルブルック(Glenn Tilbrook)です。

「プリング・マッスルズ」は、イントロなしでボーカルから始まります。

とても良いメロディを持った曲で、サビのところはきっと今日の鼻歌ソングになる人もいると思います。人懐こい歌メロです。

演奏では1:45から入るグレン・ティルブルックのギターがまずすばらしいです。1:59ぐらいから同じフレーズを繰り返しているところがとても楽しいです。

しかし次のジュールズ・ホランド(Jools Holland)のピアノも負けていません。

オールドタイミーなピアノソロが素晴らしすぎます。私などはこの曲の最大の聞きどころではないかと思うぐらいです。

ちなみにジュールズ・ホランドは司会をやっているテレビ番組の仕事が忙しくなってきたので、このアルバムを最後にバンドを脱退してしまいます。

もったいない人を失ったと思いますが、ジュールズ・ホランドの後任が次作の「イースト・サイド・ストーリー(East Side Story)」がブレイクする上で重要な役割を果たしたポール・キャラック(Paul Carrack)ですから、バンドとしてはどうにかその穴を埋めることができた形です。

ただこのアルバムはジュールズ・ホランドでなければいけません。アルバム全編に渡って、ピアノやキーボードが活躍しています。

曲も良ければ演奏も良いなんて、もうこの曲を気に入らない理由が見つかりません。どんどん外堀が埋められきます。

しかしこの曲にはもう一つ強みがあります。クリス・ディフォードによる歌詞です。

曲名を直訳する「殻からムール貝を引っ張る」となりますが、この曲はディフォードのインタビューによると海水浴場で実際に過ごした思い出が元になってつくられた曲のようです。

海水浴場で過ごすというのは、基本的にあまりお金がかからない庶民のレジャーです。そのインタビューによると思い出の舞台はあまりお金がかからない低予算のリゾート地だそうです。

まるで知っているかのように書きますが、イギリスには労働者階級という庶民の人たちがいて、独特の上昇志向があるようです。

それがロックやサッカーに打ち込むモチベーションになっているのだとか。

イギリスの音楽は時々労働者階級の暮らしぶりを題材に取り上げることがあります。

あまりお金がないけれど楽しく過ごしている様子とか、悲劇と喜劇が入り乱れたトラジコメディのような形で表現することがあって、うだつの上がらない庶民の生活もそう悪いものじゃないさという感じの歌詞があったりします。

この曲も確かにお金はないけれど、低予算のリゾート地でなかなか楽しく過ごしているんだぜとでも言いたげな歌詞です。

少しだけ歌詞を引用したいと思いましたが、全文で読んだ方がいいと思いなおしましたので、興味のある人は以下のサイトにてご覧ください。

PULLING MUSSELS (FROM THE SHELL)

さてもう1曲の「恋の傷跡」は、少し前に取り上げたカーズの初期みたいに、少しニューウェーヴの香りを残しています。

こちらも弾むようなグットポップチューンですね。こちらはよりビートルズ(The Beatles)っぽい曲といえるかもしれません。

サビのコーラスがとてもキュートです。

この曲でも52秒のところから始まるギターソロが印象的ですが、自分の演奏の断片を編集でつなぎ合わせたものらしく、編集して完成させたソロを後で再現できるように練習して弾けるようにしたんだそうです。

それだけ苦心しただけあって、すばらしい出来になっています。

先ほどクリス・ディフォードとグレン・ティルブルックは80年代のレノン=マッカートニーと呼ばれるソングライティングチームだと書きましたが、作曲は主にグレン・ティルブルックが担当しています。

このギターソロなどはいかにもソングライターの弾くギターソロという感じで、実によく歌うギターです。このギターソロだけを取り出して、もう1曲できそうではないでしょうか。

なぜ彼らは愛される存在になったのか


この2曲聞いてみると、なぜこのバンドが誰にも愛されるか分かる気がします。

特になぜギザギザハート達が、揃いも揃ってこのバンドに引き付けられるのか、私の中では答えがでています。

まずパンクの末っ子的な憎めなさみたいなところがあります。

そして気取りがないし、グッドメロディと小気味良い演奏、そして何より労働者階級の下町っ子ロックだからだと思います。

引き続きこのアルバムのAmazonレビューを読んでみたい方や、ご購入をお考えの方は、下のリンクからお進みください。


アージーバージー+2




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