無人島の1枚を探すブログ EGO-WRAPPIN' 「アマイ カゲ」「Byrd」 (アルバム:His choice of shoes is ill!)

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EGO-WRAPPIN' 「アマイ カゲ」「Byrd」 (アルバム:His choice of shoes is ill!)



今回はエゴラッピン「アマイ カゲ」「Byrd」(Album『His choice of shoes is ill!』)をご紹介します。

不安や感情が爆発しそうな時におすすめの強制鎮静化装置


本日のおすすめ!(Today's Selection)
■アーティスト名:EGO-WRAPPIN'
■アーティスト名カナ:エゴラッピン
■曲名:アマイ カゲ、Byrd
■アルバム名:His choice of shoes is ill!
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■音楽ジャンル:ロック
■期待効果:鎮静効果と鎮痛効果があります

曲を聞いてみたい!(Click to Listen)
EGO-WRAPPIN'「アマイ カゲ」
EGO-WRAPPIN'「Byrd」
※「Byrd」はオリジナルではなくLive Version
※Today's Desert Island Disc

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エゴラッピン「アマイ カゲ」「Byrd」Album『His choice of shoes is ill!』ディスクレビュー


バンド名の由来について


こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールはこちら

この人たちは「色彩のブルース」から歌謡ジャズ路線で大ブレイクしましたが、今回取り上げるのはその2年前に発表されたミニアルバムからです。

このミニアルバムは取り上げた以外の全5曲とも、全ていい曲ばかりです。

「Mr. Richman」など、後のジャズっぽい要素が現れている曲もありますが、基本的に地味で沁みる曲が中心です。

心地よい鎮静効果があるので、寝る前のひとときに聞くと、きっと眠りが深くなることでしょう。

まずこの人たちのバンド名の由来が面白いので、ご紹介したいと思います。

ユニット名の「EGO-WRAPPIN'」という言葉は、彼らが好きなアーティスト、デ・ラ・ソウルが、インタビューの中で「最近の若者はEGO-WRAPPIN'が多い」と発言しているのを聞いて付けた。インタビューでは「自分を出さない」という例えで使っていたが、二人は「エゴを包む」とも取れるこの言葉を気に入ってユニット名にした。[6]
EGO-WRAPPIN'Wikipedia


「エゴを包む」というのは、なんだかすばらしい言葉のように思えます。エゴをむき出しにしてぶつけ合う世界は、とても居心地が悪そうですからね。

曲にもそういう世界観が現れているように思います。



この曲のどこがすばらしいのか


さて曲を聞いていきましょう。

まず森雅樹さんの雨音のようなギターが曲のペースをつくっています。指が弦の上を滑る音が、凛とした空気を醸し出しています。

そしてやはり中納良恵さんのボーカルが圧倒的です。

日本は長い間男性ボーカルよりも女性ボーカルが優勢な気もしますが、その中でもこの人は頂点の一人だと思います。

考えてみるとこの曲は相当地味な曲です。

こんな普通に歌っては地味な曲を、ここまでの高みに引き上げることができるシンガーは、世界中を見回してもどれだけいるでしょうか。

もっと言うと地味なメロディを解釈するフィーリングに優れていると思います。感受性や表現力がメロディを凌いでいる状態だと思います。

そもそも曲名の「アマイ カゲ」という言葉も、「ビター・スウィート」という言葉みたいに、ポジティブとネガティブが同居している不思議なバランスを持った言葉ですよね。

ポイントとなるところを少し引用しておきましょう。

怯んだ空を見たいのは
アマイカゲ
音を掴んで 肌に吸い付く感触は
やりきれない切なさをも遠ざける
震えたあの言葉 影さえぎる
EGO-WRAPPIN' アマイ カゲ 歌詞&動画視聴 - 歌ネット


「アマイ カゲ」は歌詞全文は上記リンクで読むことができます。

まずは少し歌詞の内容が分かりにくいと言われている「アマイ カゲ」の方を中心に触れておきたいと思います。

歌詞はとても感覚的な言葉ばかりが並んでいますが、不思議と読み入ってしまいます。愛おしいものがあってそこに届きそうで届かない、愛おしさと背中合わせの切なさのようなものが歌われています。

ポイントは「アマイカゲ」に触れているひとときは、切なさとか影のような不安にさせるものから遠ざけてくれるということですかね。

その後に「爪の先まで夜は待ち遠しい」とあるので、夜には会えるのかもしれません。

少ししっとりした曲調ですが、聞いた後に不思議と悲しい感覚が残らないのは、せつなさよりも愛おしさが勝っているせいでしょうか。

歌詞というより古典文学みたいなところがある歌詞です。三十六歌仙の一人である大伴家持の詠んだ長歌の一節ですと言ったら、信じてしまう人がいるかもしれません

「会いたいけど会えない、さみしい」みたいな直接的な言葉は使われていないけれど、内容的にはそういう意味のことが歌われています。

ただそうした多くの曲と、趣きは相当違いますけどね。

歌詞は「Byrd」の方もすばらしいです。

ただ「Byrd」は英語で歌われています。上に貼った動画リンクで歌詞を視聴できますので、詳しくは動画でご覧ください。

動画はLive Versionですが、オリジナルを凌ぐ圧巻の出来です。

内容は「アマイカゲ」のその後というような歌詞になっていて、私はこの2曲をセットとして考えています。

ところどころを拾って翻訳しておきましょう。

「世界を巡る航海に出ましょう」
「私は自分の人生を帰った方がいいようね」
「私はこれからずっとあなたと一緒にいるよ」
原文は以下
byrd EGO-WRAPPIN' 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索


ちなみに「Byrd」という曲名は鳥を意味する「Bird」と綴りが違います。

冒険家のRichard Evelyn Byrdや、鳥、そして月にある大きなクレーターなど様々な意味があって、おそらく色々な意味を掛けている言葉なんでしょう。

動画ではバンドだけでなく多くの弦楽奏者を従えています。その中で中納良恵さんがピアノを弾いて歌っています。

歌と演奏が一体となって、心をわしづかみにして途中で激しく揺らしますが、聞き終わった後は不思議と落ち着いた気分になります。

ライブの最後で言うセリフは視聴してのお楽しみですが、その言葉でぐっすり眠れそうな気がしますので、睡眠前の服用がおすすめです。



この曲の効用


この2曲の歌詞を書いた時、中納良恵さんは24歳ぐらいでしょうか。若いのにたいしたものです。

バンド名の由来、歌詞、歌唱、どれも激しく感覚的ですが、すべてが一貫している気がします。

ふとしたインタビューの一言にすぎない「EGO-WRAPPIN'」を「エゴを包む」と読み替えてバンド名にしてしまう、その感受性の豊かさと自由さがこれらの歌詞にも表れていて、その感受性ゆえに圧倒的な表現力を獲得しています。

豊かな感受性と表現力が、聞く人が1人ポツンと存在している空間をまるごと満たしていき、激しく揺れ動くエゴをやわらかく包み込んでくれます。

出口が見えないような不安を感じた時や、感情が爆発しそうになった時に聞くと、寄り添ってそっと包み込んでくれる気がする曲だと思います。

この2曲は強制鎮静化装置です。

引き続きこのアルバムのAmazonレビューを読んでみたい方や、ご購入をお考えの方は、下のリンクからお進みください。


His choice of shoes is ill!




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