無人島の1枚を探すブログ The Tubes 「Don't Want to Wait Anymore」「Attack of the Fifty Foot Woman」 (アルバム:Completion Backwards Principle)

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The Tubes 「Don't Want to Wait Anymore」「Attack of the Fifty Foot Woman」 (アルバム:Completion Backwards Principle)



今回はチューブス「Don't Want to Wait Anymore」「Attack of the Fifty Foot Woman」(Album『不思議なチューブス』)をご紹介します。

デイヴィッド・フォスターと「妖怪巨大女」という映画が好きな方は必聴!


本日のおすすめ!(Today's Selection)
■アーティスト名:The Tubes
■アーティスト名カナ:チューブス
■曲名:Don't Want to Wait Anymore、Attack of the Fifty Foot Woman
■アルバム名:Completion Backwards Principle
■アルバム名邦題:不思議なチューブス
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■音楽ジャンル:ロック
■期待効果:笑えます

曲を聞いてみたい!(Click to Listen)
The Tubes「Don't Want to Wait Anymore」
The Tubes「Attack of the Fifty Foot Woman」
※Today's Desert Island Disc

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チューブス「Attack of the Fifty Foot Woman」「Don't Want to Wait Anymore」Album『不思議なチューブス』ディスクレビュー


このバンドの二面性について


こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールはこちら

今回は不思議な魅力を持ったバンドを取り上げます。

普通に良い曲がかけるので、その気になりさえすれば売れる曲をかける人たちだと思います。

一方で時に悪ふざけとか過激で過剰なところが行き過ぎることがあって、それゆえにまっすぐセールス重視に行けないところもあります。

つまり完璧なポップス職人と、それを台無しにするやりすぎ感が奇妙に同居している人たちです。

今回ご紹介するアルバムは1981年発売で、一般的にデイヴィッド・フォスター(David Foster)がプロデュースした作品として知られています。

AORファン向けのアルバムという言われ方をされることも多いですが、それに収まりきれる人たちではありません。

この人たちは熱心なファンから、少しニヤリとしてしまうおかしさが暴走した曲が評価されることが多いです。

コアなチューブスのファンにこのアルバムが好きだというと、気まずい空気が流れます。

JPOPのチューブにバンド名が似ていますよねと、不用意な発言をしてしまうと、般若のような顔に変化しますので、くれぐれもご注意ください。

私は彼らのこの二面性の両方ともが好きですので、今回はそれぞれを代表する2曲を取り上げました。

「Don't Want to Wait Anymore」が売れ線の曲で、「Attack of the Fifty Foot Woman」が悪ふざけの曲です。

アルバムの収録順序は逆ですが、最初に受け入れやすい曲にしました。

なぜなら10人いたら8人は「Don't Want to Wait Anymore」が良い曲だと言い、2人が「Attack of the Fifty Foot Woman」の方が良い曲だと言うと、予想しているからです。

ちなみにこのバンドは、ライブでの演劇的で過激なステージが有名です。

ステージでSM的な演出があったり、全裸に近い女性をステージに大量投入したり、決してお行儀がいいとは言えない演出だったようです。

私はリアルタイムではないのですが、昔の深夜の過激なトークのラジオ番組とか、そういう世界に近いのかもしれません。

その昔、ラジオの深夜放送では卑猥だったり過激だったりするトーク番組が野放し状態だったという話を、年配の音楽ファンから聞いたことがあります。

このバンドのことを人と話す機会はあまり多くありませんが、稀にそういう機会があると、一気に距離が縮まるようなところがあります。

あなたも好きなのかと同病相憐れむ感じになります。



「Attack of the Fifty Foot Woman」はある映画のオマージュだった


さて「Attack of the Fifty Foot Woman」の曲名についてですが、最初私は「Fifty Foot Woman」って何だろうと思いました。

巨大な未確認生物をビックフットというぐらいなので、巨大な女性のことかなと思いました。念のため検索してみると、ある映画がヒットしました。

この映画です。

800px-Attackofthe50ftwoman.jpg

私は映画に詳しくないので知りませんでしたが、日本語のウィキペディアもあるので、それなりに知られている映画のようです。

ウィキペディア 妖怪巨大女

なにせTシャツまであります。



映画のタイトルは、邦題では「妖怪巨大女」になっていますが、英語では「Attack of the 50 Foot Woman」ですので、今回ご紹介した曲名と同じです。

ストーリーは、地球外生命体に出会った裕福な家庭の女性が巨大化して、不倫をした夫に復讐をする映画だそうですが、なんだかおもしろそうですね。

実際人気があるらしく、これまでも何度かリメイクされています。

チューブスの曲の歌詞も同じ曲名にしているだけに、その映画の内容そのものです。おもしろいのはチューブスの曲では、復讐される男性側の目線であることです。

笑えた箇所を翻訳しておきましょう。

国家警備隊も彼女を撃墜できなかった

巨大女は決して満足していません

巨大女の攻撃 私たちの愛は終わりを告げた

原文の引用元は以下
The Tubes - Attack of the Fifty Foot Woman の歌詞 |Musixmatch


このマゾヒスティックな状況は、一体何なんでしょう。

しかも上の女性の絵を見ると、超ミニスカートをはいた女性が車が行き交うハイウェイの上をまたいでいます。とても上品とは言えません。

私にはチューブスとこの映画の芸風が、一致しているように思えます。

初期のアクの強いチューブスが好きな方も、気に入っていただけるのではないかと思います。



この曲のどこがすばらしいのか


さて曲を聞いていきましょう。

「Don't Want to Wait Anymore」は、いかにもデイヴィッド・フォスターが書きそうな曲です。

作詞作曲のクレジットは大勢の名前がありますので、実際誰が書いたのかは分かりません。ただその中にデイヴィッド・フォスターの名前もあって、やはりそうかと思わせられます。

この曲はデイヴィッド・フォスター風の曲としては大変よくできているので、初期のファンもチューブスの曲と思わない方が、素直にこの曲を味わえるかもしれません。

イントロからセンチメンタルなシンセサイザーが鳴っていて、まさに万人に受ける80年代のパワーバラードといった趣きの曲に仕上がっています。

フィー・ウェイビル(Fee Waybill)の、どこまで本気か分からないような熱唱が聞きどころの曲です。

動画でも白いスーツを着たフィーがプログレっぽい無国籍な場所で歌っています。

動画の見どころは、後半にバケツをひっくり返したような雨の中で、白いスーツを脱ぎ捨てたフィーが一生懸命歌っているところです。

たしかこの頃の彼らは金欠で、会社からの援助もあまり得られなかったようですので、映像の制作費もかけられなかったでしょう。

レコード会社に対してのアピールかもしれません。

いかにも売れそうな曲を低予算にもかかわらず、体を張ってがんばっているんですよという、わざとらしい感じに思えるのもこの人の人徳?でしょうか。

さて問題はもう1曲は問題の「Attack of the Fifty Foot Woman」です。

先程映画のことに触れたのは、この曲をより味わっていただく為です。

まるで恐怖映画のようなイントロですが、これはいかにも映画のシーンをふまえたものに思えます。

この曲は意外と強靭なリズムが聞きどころです。

このアルバムはTOTOのメンバーが演奏で参加しているそうですが、いかにもツボをおさえたすばらしい演奏です。

2:14ぐらいから始まる哀愁を感じさせるシンセサイザーの響きもいいですね。

先程の曲と同じバンドかと思うぐらい違う趣向の曲です。キャッチーな曲ではありませんが、ニヤリ度ではこちらが上です。

この曲で笑えるのは後半のドラムです。

おそらくこれは巨大化された奥さんが、復讐対象となる旦那さんに迫る足音のイメージなんでしょう。

ボーカルもトラジコメディっぽい歌い方で、フィー・ウェイビルが本領発揮といわんばかりに、生き生き歌っているのが笑えます

ニール・フィン(Neil Finn)の「She Will Have Her Way」について


ちなみにこの「妖怪巨大女」という映画は、クラウデッド・ハウス(Crowded House)のニール・フィンも好きらしいです。

「She Will Have Her Way」のミュージック・ビデオでこの映画のパロディをやっています。

ニール・フィンが歌っているところを巨人女に捕獲されて、最終的に巨人女と結ばれるという内容です。

こちらの曲は今回ご紹介した曲に負けないぐらいの名曲ですので、お時間のある方はぜひ聞いてみてください。

Neil Finn - She will have her way

この映画はニール・フィンやチューブスという、一癖も二癖もあるポップス狂たちがオマージュを捧げているのですね。

私も一度見ておかなければと思えてきました。

引き続きこのアルバムのAmazonレビューを読んでみたい方や、ご購入をお考えの方は、下のリンクからお進みください。


妖怪巨大女 [DVD]



Completion Backwards Principle




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