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Bob James
「Touchdown」(アルバム:Touchdown)

「デビッド・サンボーンの決定的名演に唸るシティ派フュージョン」

今回はボブ・ジェームス「タッチダウン」(Album『タッチダウン』)をご紹介します。

本日のおすすめ!(Today’s Selection)

■アーティスト名:Bob James
■アーティスト名カナ:ボブ・ジェームス
■曲名:Touchdown
■曲名邦題:タッチダウン
■アルバム名:曲名と同じ
■アルバム名邦題:曲名邦題と同じ

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ボブ・ジェームス「タッチダウン」(アルバム:タッチダウン)ディスクレビュー

こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ

今回はフュージョンを取り上げます。

ボブ・ジェームスはとても息の長いミュージシャンです。

1962年にデビューして、1964年にはESPという前衛ジャズのレーベルから「エクスプロージョンズ(Explosions)」というフリージャズの著名なアルバムを出しています。

そして2018年にもアルバムを出していますから、今年で55年ですかね。

ちなみにこのアルバムはソロ名義の6作目ですが、アメフトのボールのジャケットで「タッチダウン」というアルバム名です。

アメフトのタッチダウンは6ポイントで6枚目というところにかけています。

ちなみに前作の「ヘッズ(Heads)」というアルバムは、人の首から上のデザインが採用されている5セントコインのジャケットです。

まあどちらもアメリカ人にしか分からないよと思います。

特にこのアルバムは屋外で聞けるような開放的なサウンドとジャケットが合っています。

どれを代表作するかは人によって意見が分かれるかもしれませんが、このアルバムを選ぶ人が一番多いかもしれません。

人気の秘密は最初の2曲「アンジェラ (Angela Theme from Taxi)」と「タッチダウン」が収録されていることが大きいと思います。

前者もすばらしい曲ですが、かなり悩んだ結果後者の曲だけに絞りました。

この曲のどこがすばらしいのか

エレビから始まりすぐにブラスが入ります。

17秒からはおそらくボブ・ジェームスの演奏だと思うのですが、少しワウがかかったようなキーボードの演奏となります。

ここのワウみたいな演奏は少しクセになる魅力があります。

そして33秒のところから始まるデビッド・サンボーン(David Sanborn)のアルトサックスです。

実に気持ち良さそうに吹いています。

やはりこのサンボーンの演奏がこの曲の最大の聞きどころでしょうね。

おいしいところを持って行っている感もありますが、曲の色彩を決定的に染め上げてしまう名演です。

その後CTIレーベルによくありそうなアレンジの後、1:27からボブ・ジェームスのエレピの演奏になります。

この演奏もすばらしいですね。シャカタク(Shakatak)を少しソウルフルにしたような演奏といえるかもしれません。

ボブ・ジェームスは5:14から大変小気味良い演奏を披露してくれます。

カテゴリーとしてはよくジャズとフュージョンという風にカテゴライズされます。

ただこの曲でのサンボーンやボブ・ジェームスの演奏なんかは、ジャズの黒さとは違うような気がします。

どちらかというと都会的なゆらぎを感じさせてくれるシティソウルという感じがします。スタッフ(Stuff)とかも同じ感じですね。

この曲などは昔はただかっこよくて颯爽とした音楽だなと思っていました。

しかし今聞き返してみると、都市に生きる人の体温や鼓動を感じさせる実に人間くさい演奏だと思いました。

ボブ・ジェームスはあまりテクニカルな音楽に走りすぎず、そうした人間的な要素を音楽の中で自然に感じさせてくれる人です。

技術的に圧倒するマッチョなフュージョンにも良いものは沢山ありますが、場合によっては少し無機質になってしまう場合があります。

ボブ・ジェームスはそうした演奏とは一線を画している人です。

人間くささの塊みたいなデビッド・サンボーンの演奏との相性もとてもいいと思います。

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タッチダウン+1

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