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石野卓球「STEREO NIGHTS」(アルバム:KARAOKEJACK)

「ジャーマンプログレの流れを汲む、キラキラしたエレポップの傑作」

今回は石野卓球「STEREO NIGHTS」(Album『KARAOKEJACK』)をご紹介します。

本日のおすすめ!(Today’s Selection)
■アーティスト名:石野卓球
■曲名:STEREO NIGHTS
■アルバム名:KARAOKEJACK
■動画リンク:石野卓球「STEREO NIGHTS」

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石野卓球「STEREO NIGHTS」(アルバム:KARAOKEJACK)ディスクレビュー

こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ

今回は今話題の人を取り上げます。

ピエール瀧の事件を受けて、電気グルーヴの所属しているソニー・ミュージックレーベルズはCDなどの回収、販売停止をしたそうです。

今回取り上げた石野卓球は、電気グルーヴの音楽面での主導権を握っている人です。

誤解をして頂きたくないのは、そうした措置に抗議の意思表示として今回ご紹介したのではないということです。

そうされても仕方ないことなのかもしれないけれど、どうにか販売停止を解除してもらえないかお願いしたいという感じです。

販売停止の撤回を求める署名を募っているサイトがあったので、私も署名もしました。

事件を聞いて私が最初に思ったのは、彼らの熱心なファンはどう思うだろうということです。

彼らのファンは筋金入りですからね。

私もファンといったらおこがましいですが電気グルーヴを聞いてきましたから、ファン側の気持ちになってしまいます。

その署名サイトにも書かれていましたが、今回の事件で一番影響を受けたのは石野卓球です。心中穏やかであるはずがありません。

しかも今年は彼らの30周年記念の年で、その記念アルバムが発売されたばかりです。まだ買っていないファンも多いはずです。

ちなみにAmazonの音楽カテゴリーで電気グルーヴのCDを検索すると、軒並みCD価格が釣り上がっています。

その30周年記念アルバム「30」は、初回生産限定盤でもなく特典も付いていないものでさえ、これを書いている3月29日の時点で最安値が7580円です。

販売停止の撤回を求める署名サイトでは6万人を超える人が署名していましたが、販売停止の影響はそんなところにも出ています。

署名は7万5千人を目標としているようですが、もう少しです。

石野卓球と彼らのファンの支援として、ささやかながらこのサイトでも石野卓球の曲を取り上げることにしました。

一方今回のことで私は、全くどうでもいいようなことも考えていました。

事件のニュースで電気グルーヴが「シャングリラのヒットで有名な」という形容詞が付けられていることです。

例えばデヴィッド・ボウイ(David Bowie)が亡くなった時に「レッツダンスのヒットで有名な」とニュースで紹介されていましたが、それと似ています。

私は「レッツ・ダンス(Let’s Dance)」も好きですが、「ジギー・スターダスト(Ziggy Stardust)」あたりで代表させてほしかったなと思います。

散開したYMOだって「君に、胸キュン。」で代表されたくありませんよね。

「シャングリラ」は確かに彼らのある一面を表した曲で私も嫌いではありませんが、もっと良い曲は沢山あると思います。

この曲のどこがすばらしいのか

どうでもいいような小さなこだわりですが、そんな訳で今回この曲を選曲してみました。

彼らはグループ名義でも卓球ソロ名義でも、ダークだったりストイックな曲があります。

その一方で一般受けしそうな曲にも良いもの沢山あります。例えばその1つがこの曲です。

私は最初に聞いた時にエレポップだと思いました。ディスコっぽいと思う人もいるでしょうし、テクノポップとかハウスだと思う人もいるでしょう。

しかし単純に楽しめる曲ということには変わりありません。

この曲はシングルカットされています。きらびやかなシンセの音は無駄にキラキラしていますが、明らかに狙っていますよね。

ファンならご存知と思いますが、この人はサービス精神が過剰で黙っていられない人です。

上のジャケットの金髪美女だって、メイクした石野卓球本人ですからね。少しキモいです。

売れ線狙いというよりも、どうだ面白いだろうと言いたい感じが伝わってきます。

私はこの曲がドイツのジャーマンプログレの流れを汲んでいるように思いました。

ノイ!(NEU!)とかラ・デュッセルドルフ(La Dusseldorf)を思い出します。

特にラ・デュッセルドルフに「Cha Cha 2000」という曲があってとにかくおめでたい曲なんですが、その曲の雰囲気に似ています。

一瞬オマージュを捧げたのかなと思いました。

サービス精神がありあまる人だけに、時には浮ついているように思う人もいるかもしれません。

ただその土台には自分もジャーマン・プログレやテクノの歴史を担っているという生真面目な意識があるように思います。

一般受けする曲としては「シャングリラ」ではなく、私はこの曲をおすすめします。

この曲の頃のように、また楽しそうにおバカなことをやれる彼らに戻ってほしいと思います。

引き続きこのアルバムのAmazonレビューを読んでみたい方や、ご購入をお考えの方は、下のリンクからお進みください。


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