「いなせでハートウォーミングなオルガンジャズの傑作」
今回はジミー・マクグリフ「レッツ・ステイ・トゥギャザー」(Album『レッツ・ステイ・トゥギャザー』)をご紹介します。
╂ 本日のおすすめ!(Today’s Selection) ╂
■アーティスト名:Jimmy McGriff
■アーティスト名カナ:ジミー・マクグリフ
■曲名:Let’s Stay Together
■曲名邦題:レッツ・ステイ・トゥギャザー
■アルバム名:曲名と同じ
■アルバム名邦題:曲名邦題と同じ
■動画リンク:Jimmy McGriff「Let’s Stay Together」
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ジミー・マクグリフ「レッツ・ステイ・トゥギャザー」(アルバム:レッツ・ステイ・トゥギャザー)ディスクレビュー
こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ)
今回はオルガンジャズを取り上げます。
ジミー・マクグリフはジャズ・オルガニストです。
このアルバムは彼のディスコグラフィの中ではそれほど目立ちません。Amazonのレビューも付いていません。
確かにアルバム単位では少し散漫なところがあります。
しかし個々の曲では聞き逃せない曲が入っています。例えばこの曲です。
原曲はご存知アル・グリーン(Al Green)ですね。
ジャズファンにはピンとこないかもしれませんが、この人は1960年代前半からヒット曲を出していて、イギリスでは相当な人気があったようです。
その頃のイギリスはジョージー・フェイム(Georgie Fame)、アラン・プライス(Alan Price)、ブライアン・オーガー(Brian Auger)などオルガニストが沢山いました。
ヒップな若者がオルガンを弾くという風潮があった時代です。
1970年代まではオルガンが売れる時代だったんですよね。
それでこのような当時のヒット曲を取り上げたアルバムを出してしまうというわけです。
このアルバムが出たのは1972年ですが、この曲の原曲も同じ年のヒット曲です。
取り上げるのは早すぎですが、マーケットを意識したのではないでしょうか。
さて演奏ですが、バタくさかっこいいコンガに乗って、ジミーのオルガンが始まります。
私は最初の2秒で名曲だと確信しました。メロディは原曲をあまり崩していないようですね。
意外と聞きどころに挙げたいのは、オルガンをサポートしているというか、絡んでくるギターです。
このギターが超絶センスがいいです。
ごめんなさい、今まで聞き逃していました。ちゃんとヘッドホンで聞くと気付きました。
演奏しているのはLawrence Franzierという人みたいですが、私は初めて知った名前です。
ジミー・マクグリフのオルガンは基本的に定型からあまり外れていないので、あまり触れるところがありません。
時々高音域でアクセントを付けるところはぐっときますけどね。
ギターに気付いてからは、ドラムとコンガの上で鳴っているギターばかりが耳に入ってくるようになってきました。
しかしジミーのオルガンも多少お仕事っぽい感じがするものの、悪いはずがありません。
寒い折、オルガンの温かい音で温まって頂ければと思って取り上げてみました。
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