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John Holt「Do You Want Me」(アルバム:A Love I Can Feel)

「天国にいるような気持ちにさせてくれるロックステディの名曲」

今回はジョン・ホルト「Do You Want Me」(Album『ラブ・アイ・キャン・フィール』)をご紹介します。

本日のおすすめ!(Today’s Selection)
■アーティスト名:John Holt
■アーティスト名カナ:ジョン・ホルト
■曲名:Do You Want Me
■アルバム名:A Love I Can Feel
■アルバム名邦題:ラブ・アイ・キャン・フィール
■動画リンク:John Holt「Do You Want Me」

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ジョン・ホルト「Do You Want Me」(アルバム:ラブ・アイ・キャン・フィール)ディスクレビュー

こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ

この曲がYoutubeにあって良かったです。

実はご紹介したくても動画サイトに音源がないので、ご紹介できない曲もたくさんあります。

この曲はダメモトみたいな感じで検索したようなところがあります。

レーベルはスタジオ・ワン(Studio One)です。

ただこの人はスタジオワン一筋ではありません。

トレジャー・アイル(Treasure Isle)、トロージャン(Trojan)、チャンネル・ワン(Channel One)など様々なレーベルからアルバムを出しています。

まあ人気者なんでしょう。

元々はタイロン・エヴァンス(Tyrone Evans)、ハワード・バレット(Howard Barrett)の2人とトリオ編成のパラゴンズ(The Paragons)というコーラスグループのリードボーカルをしていた人です。

1968年にソロデビューして、このアルバムは1970年に発表されています。

さて今回は初めてロックステディというジャンルからご紹介します。

ジャマイカの音楽ではスカとレゲエについてはご存知の方も多いと思います。

現代のスカはそうでもありませんが、初期のスカは割とやさぐれた酒場の音楽みたいなところがありました。

リズムも結構性急なものが多めで、快楽や刺激成分が多めの音楽だったと思います。

レゲエはそれよりも表現の幅が広がって多様化が進んだ音楽です。

今ではもうロックと同じで、レゲエという音楽の説明自体も大変難しいぐらいです。

今回ご紹介するロックステディは登場の時期でいうと、スカとレゲエの間に位置する音楽です。

スカという音楽が表現の多様性を獲得していくその過程で、少しリズムのペースを落として表現できる幅を広げた時に生まれた音楽です。

そうした意味では、ジャズでいうビ・バップからハード・バップへの移行と少し似たところがあります。

小難しい話はこのぐらいにして、この曲を聞いてもらえば分かっていただけると思います。

こういう曲がロックステディだと思っていただければ間違いありません。

私はロックステディという音楽が大好きで、色々と買ってきましたが、この人はその中でもトップクラスに好きな人です。

ちなみにロックステディにはこの人と同じような持ち味の人がたくさんいます。

つまり人懐こく屈託がない、そして少し甘めの声で歌う。少したわいない持ち味を持った人たちです。

ジョン・ホルトはその中でも私にとって一つの原型となっているような人です。

曲が被ってもかまわないので、アルバムを見つけたら買っています。

その中で彼の代表作と言えばこのアルバムと言えるかもしれません。

プロデュースはコクソン・ドット(Coxsone Dodd)です。

この曲のどこがすばらしいのか

さて曲を聴いていきましょう。

イントロはヴァイオリンでしょうか。このヴァイオリンが曲全体の雰囲気を大きく左右しています。

ヴァイオリンとホーンセクションが重なり合って鳴り響いている瞬間が、この曲の一番の聴きどころです。

天国の音楽とはこんな感じではないかと思ったりもします。そのぐらい天国感が半端ありません。

ボーカルは特別なことは何もしてませんし、普通に歌っているだけです。

しかしジャマイカの人は特にそういう人が多いのですが、工夫なくそのままで歌って、不思議と味わいがあふれ出てきてしまいます。

歌がうまいかと言ったら下手ではないと思いますが、よく分からりません。

上手いとか下手だとかそういう音楽ではないんですよね。

しかしこのボーカルでなければいけない必然性が感じられるし、なんともいえない味わいがある。そういう感じのボーカルです。

ボーカルのバックで合間で絶えず鳴っている流麗なストリングスも、この曲の雰囲気をうまく表現しています。

こんなにもたわいない曲なのに、意外なほどバックの演奏は大所帯です。

ただ天国っぽい演奏の上に肩の力が抜けたボーカルが乗っかっているだけとシンプルに考えるといいかもしれません。

最後にジャケットについてですが、いかにも低予算なジャケットです。

・アルバムタイトル  :A Love I Can Feel
・アルバムタイトル直訳:私が感じることができる愛
・ジャケット     :岩の前で座ってシリアスな顔をしている

アルバムタイトルやコンセプトとも特に関連ありません。

それに写真を見るとシャツのサイズも合っていません。少しブカブカです。

しかし得意顔でそんな突っ込みをしている私は、我ながら無粋そのものです。

そんな脇が甘いところすら、味わいにしている気がしますからね。

難しいことは抜きで楽しむこと、それは十二分に提供してくれています。

だったらそれ以外はどうでもいいと思うべきかもしれません。

引き続きこのアルバムのAmazonレビューを読んでみたい方や、ご購入をお考えの方は、下のリンクからお進みください。


A Love I Can Feel

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