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Mano Decio da Viola「Saudade Do Passado」(アルバム:Encontro com a Velha Guarda)

「悲しみを陽気さでそっと包み込む、超が付く名曲です!」

今回はマノ・デシオ・ダ・ヴィオーラ「懐かしいあのころ」(Album『すばらしきサンバの仲間たち』)をご紹介します。

本日のおすすめ!(Today’s Selection)

■アーティスト名:Mano Decio da Viola
■アーティスト名カナ:マノ・デシオ・ダ・ヴィオーラ
■曲名:Saudade Do Passado
■曲名邦題:懐かしいあのころ
■アルバム名:Encontro com a Velha Guarda
■アルバム名邦題:すばらしきサンバの仲間たち
※オムニバスアルバム

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マノ・デシオ・ダ・ヴィオーラ「懐かしいあのころ」(アルバム:すばらしきサンバの仲間たち)ディスクレビュー

こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ

このアルバムはサンバのオムニバスアルバムです。

この頃ブラジルではカーニバルに参加する為のサンバの組織「エスコーラ・ジ・サンバ(Escola de Samba)」というものがありました。

このアルバムは名門エスコーラの巨匠達、つまりサンバ界の渋川剛気みたいな人達が、それぞれ曲を持ち寄ってつくられたアルバムです。

この曲はインペリオ・セラーノ(Imperio Serrano)というエスコーラ出身のマノ・デシオ・ダ・ヴィオーラの曲です。

この人はギターの名手でこの曲でも軽快な演奏をしています。

とまあ最初に情報的なことを書きました。歴史的な意義についても書きたいことはもっと沢山あります。

しかしまず聞いて欲しいと思います。

なぜこんなに瑞々しく、生命力に溢れているのか。

サンバというとマツケン・サンバとかカーニバルのド派手なサンバが有名かもしれませんが、ここで演奏されているのはもっと慎ましい音楽です。

身近な仲間達で集まって憂さを晴らしとか単純に楽しむ為に演奏する。そういう日常生活に密着した音楽です。

このアルバムに収録されている曲はどれも、栄養価高く、プリミティヴで、悲しみを包み込む陽気さがあります。

その土壌の豊かさにめまいがしそうです。

この土壌から若い世代が学んで、豊かな音楽をつくりだしています。

ボサノヴァだってサンバのバリエーションですしね。

ボサノヴァの曲でもなんとかのサンバという曲が沢山ありますよね。みんなこういうサンバが大好きだったんです。

ボサノヴァをつくりだした知的で若く美しい若者達が憧れて、少し背伸びをして聞いていた音楽です。

この当時ブラジルではサンバの歴史を作り上げてきた黒人のサンビスタが再評価されていましたが、それまで彼らは貧民街で不遇な時期を過ごしていた人が多いようです。

参加している人はもう高齢の人ばかりです。

このアルバムに収録されている曲でも働くことに疲れたとか、ひもじいとかいうことも歌われていますが、同時に人生の美しさや楽しさについても歌われています。

とても人間らしい感情に溢れています。

聞いていると、いろいろあっても人生はすばらしいのだという気にさせられます。

この曲は「懐かしいあのころ(Saudade Do Passado)」というタイトルで、文字通り昔を懐かしむという内容です。

確かに俺は昔の思い出に浸っているけれど、悲しみに取りつかれているわけじゃない。

昔、俺は本物のサンバをやっていたんだ。要約するとそんな感じです。

いえいえ、今も本物のサンバをやっていますけどね。この曲を聞くとそう思いませんか。

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すばらしきサンバの仲間たち

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