「人を待つ時にこの曲を聞くとイライラしなくて済みます!」
今回はニッキー・ホプキンス「ウェイティング・フォー・ザ・バンド」(Album『夢みる人』)をご紹介します。
╂ 本日のおすすめ!(Today’s Selection) ╂
■アーティスト名:Nicky Hopkins
■アーティスト名カナ:ニッキー・ホプキンス
■曲名:Waiting For the Band
■曲名邦題:ウェイティング・フォー・ザ・バンド
■アルバム名:The Tin Man Was a Dreamer
■アルバム名邦題:夢みる人
■動画リンク:Nicky Hopkins「Waiting For The Band」
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ニッキー・ホプキンス「ウェイティング・フォー・ザ・バンド」(アルバム:夢みる人)ディスクレビュー
こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ)
いよいよ私の原点であるオールドロックのご紹介です。
最初はこの人から始めたいと思っています。
この人はセッションミュージシャンで、自分名義で有名というより、色々な歴史的なセッションに参加していたことで有名ですね。
いわば太陽ではなく月みたいな存在といってもいいかもしれません。
ちなみにこの人はビートルズ(The Beatles)やローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のレコーディングにも参加しています。
ストーンズでの参加アルバムを挙げてみると、
「ビトウィーン・ザ・バトンズ(Between the Buttons)」
「サタニック・マジェスティーズ(Their Satanic Majesties Request)」
「ベガーズ・バンケット(Beggars Banquet)」
「レット・イット・ブリード(Let It Bleed)」
「スティッキー・フィンガーズ(Sticky Fingers)」
「メイン・ストリートのならず者(Exile on Main St.)」
ストーンズが名実共に世界一のロックバンドにのし上がっていく、まさしくその過程そのものです。
それを影で支えていたといっても過言ではありません。
ちなみにストーンズの名曲「シーズ・ア・レインボー(She’s A Rainbow)」であのヒップなピアノを弾いていたのもこの人です。
でも正直自分のソロアルバム単位では少し散漫なところがあるなと思います。
しかし時々見せる輝きはストーンズやビートルズのどの曲にも負けていません。それがこの曲です。
昔気質のロック・ミュージシャン、特にストーンズの面々なんかはスタジオに時間通り来るはずがありません。
きっとこの人はいつもバンドを待つ側だったんだろうなと思います。
そんなこの人だからこそ、この曲名で名曲が誕生したような気もします。
なにしろ曲名が「Waiting For The Band」で、アルバム名が「The Tin Man Was a Dreamer」ですよ。
この人がどういう人か伝わってくる気がしないでしょうか。
あとこの人は結構イケメンだと思いますが、それでもあまり目立たないのがこの人らしい立ち位置のような気がします。
「ちびまる子ちゃん」でいえば「たまちゃん」的立ち位置ですかね
ロックがこの人のようなセッション・ミュージシャンによって支えられている側面があることを示す意味で、この人から始めるのがいいと思いました。
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