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Primal Scream
「Beautiful Future」(アルバム:Beautiful Future)

「未来は明るいと歌う、不気味な明るさを持ったポップな曲」

今回はプライマル・スクリーム 「ビューティフル・フューチャー」(Album『ビューティフル・フューチャー』)をご紹介します。

本日のおすすめ!(Today’s Selection)
■アーティスト名:Primal Scream
■アーティスト名カナ:プライマル・スクリーム
■曲名:Beautiful Future
■曲名邦題:ビューティフル・フューチャー
■アルバム名:曲名と同じ
■アルバム名邦題:曲名邦題と同じ
■動画リンク:Primal Scream「Beautiful Future」

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プライマル・スクリーム「ビューティフル・フューチャー」(アルバム:ビューティフル・フューチャー)ディスクレビュー

こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ

今回はプライマル・スクリームをご紹介します。

このバンドはいつも気になるバンドです。

やっている音楽の振れ幅が大きいにも関わらず、いつも聞きごたえがあるアルバムを出してくれるからです。

次にどう変化するか分からないから気になりますし、ファンも振り回されるのを楽しんでいる節があります。

話題になりやすいバンドですので、新作が出たら自然と周囲から評判が伝わってきたりします。

しかしこのアルバムが出た時に失望の声を聞きました。普通だとか、前作より落ちるとか、評判があまりかんばしくありませんでした。

私はしばらくしてから買ったのですが、このアルバムはそれほど悪くないなと思いました。

確かに前作の「ライオット・シティ・ブルース(Riot City Blues)」は彼らの代表作ともいえる出来だっただけに比較すると苦しいですが、これはこれで素直に楽しめるアルバムです。

ただこのバンドの場合、単純に楽しめるというところがむしろ悪かったのかもしれません。

彼らはとにかく変化しまくって極端に振れてきました。

そのため、たとえ突き抜けてしまって失敗作に近くなったとしても、なんとか良さを探そうとするファンが必ずいます。

例えば「バニシング・ポイント(Vanishing Point)」なんかは、これはどうかと言い何度も聞き返した結果、それなりに聞けるようになったよというような話を何度か聞いたことがあります。

そういう意味で挑戦しつづける限り失敗が許容されやすい、ある意味特権的な立場だったと思います。

まるで泳ぎ続けないと窒息して死ぬ鮫みたいな存在みたいに思われています。

そういう熱心で尖ったファンにとって、このアルバムで初めて後ろを振り返ったアルバムのように感じたかもしれません。

私も最初聞いた時に、マニ(Mani)が脱退したから唯一無二のプライマルスクリームのサウンドを聞かせられないと悟って、開き直ったのかなと思いました。

ファンは気まぐれで驚くような展開を期待して、バンドはそんな期待なんか関係なくきままに作品を発表して、結果的にそれでみんな満足させてしまう。

そういう蜜月期は終ったかもしれないけれど、私はこれはこれでいいアルバムだと思います。

この曲のどこがすばらしいのか

さて曲を聞いていきましょう。

まずイントロからパワーポップの曲みたいで、この明るさとポップさが逆に不気味です。

この曲はアルバムの1曲目です。彼らのアルバムは最初の2曲でどういうアルバムか判断できるという法則はまだ有効です。

ギターの小気味良い刻みが心地よく、弾むようなドラムと合わせてアゲアゲな感じを出しています。

演奏としては特筆すべきところは、あまりないかもしれません。

確かにマニがいなって演奏に凄みはないけれど、バンドが楽しそうに演奏しています。

それと、とにかく曲の出来が良いと思います。

曲の良さだけでいうと、少なくとも彼らの曲の中でもトップクラスではないでしょうか。曲の良さだけで押し切ってしまえる曲です。

未来は明るいと歌っています。

さあ皆さん、よく分からないけれど気分を上げていきましょうといいたいのでしょうが、歌詞を読むとなんだかやけくそな感じもしてしまいます。

美しい未来とかどの口で歌っているんだとつっこみを入れつつ、私がこのアルバムが好きなのは、この曲に象徴されるように明るい曲調が目立つからです。

「イーヴル・ヒート(Evil Heat)」なんかはとてもかっこいいけれど、明るい気分になるアルバムではありませんでしたから。

ただイントロとかサビで明るい未来を象徴するらしき希望の鐘の音を入れるのは、少しやりすぎじゃないですかね(笑)。

しかも乱れ打ちです。

ちなみにボビー・ギレスピー(Bobby Gillespie)は1962年生まれです。

有名人では宇梶剛士、石原良純、安倍昭恵、木梨憲武、小川菜摘あたりと同い年です。

まあこれからはあまり無理をしなくていいから、自分たちが一番楽しめるような演奏してくれればいいのではないでしょうか。

と思ったら、次の「モア・ライト(More Light)」ではまたやんちゃなところを見せてくれました。

一応はこのアルバムを擁護していたつもりでしたが、もう年だしテンションを維持できなくなったのではなくて、単に箸休めみたいな感じだったんでしょうか。

もう落ち着いてきてもいいよと思った私がバカでした。本当に懲りない面々です!

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ビューティフル・フューチャー

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