「昼はグルーヴィーな気分!夜はサイレントナイト!」
今回はサイモン & ガーファンクル「59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー)」「7時のニュース~きよしこの夜」(Album『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』)をご紹介します。
╂ 本日のおすすめ!(Today’s Selection) ╂
■アーティスト名:Simon & Garfunkel
■アーティスト名カナ:サイモン & ガーファンクル
■曲名:The 59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy)、7 O’Clock News/Silent Night
■曲名邦題:59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー)、7時のニュース~きよしこの夜
■アルバム名:Parsley Sage Rosemary & Thyme
■アルバム名邦題:パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム
■動画リンク:「The 59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy)」「7 O’Clock News/Silent Night」
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サイモン & ガーファンクル「59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー)」「7時のニュース~きよしこの夜」(アルバム:パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム)ディスクレビュー
こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ)
本日はクリスマスモードでお送り致します。
彼らについては改めてご紹介不要でしょうね。
とは言っても一応簡単に触れておくと、ポール・サイモン(Paul Simon)とアート・ガーファンクル(Art Garfunkel)の2人からなるフォーク・デュオです。
「サウンド・オブ・サイレンス(The Sound of Silence)」「明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)」などの数多くのヒット曲があります。
59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー)はハーパース・ビザール(Harpers Bizarre)などソフトロック界隈でよくカバーされている曲です。
他の人は「フィーリン・グルーヴィー(Feelin’ Groovy)」という曲名ですけどね。
この曲のドラムはジャズで1・2を争う有名曲「テイク・ファイブ(Take Five)」などで有名なデイヴ・ブルーベック・カルテット(Dave Brubeck Quartet)のジョー・モレロ(Joe Morello)です。
ベースも同じカルテットのユージン・ライト(Eugene Wright)です。
ユージン・ライトはともかく、確かにドラムはどこをどう聞いてもジョー・モレロのドラムです。
ジャズリスナーの方は思わず笑ってしまうと思います。
この曲は曲名通りグルーヴィーなフォークロックです。
変拍子でもスイングしてしまうジョー・モレロの手にかかったら、かわいらしいこの曲だってグルーヴしてしまいます。
ちなみに59番街橋とはクイーンズボロ橋のことで、想像していたよりも立派な橋でした。
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この曲の歌詞は、君はせかせかしすぎるね。ペースを落とそうじゃないか。
ほら、グルーヴィーな気分になるだろうという感じの内容です。
師走の忙しい時期ですが、たまにはペースを落として自分の中に眠っているグルーヴィーな感覚を見つけてみてはいかがでしょうか。
もう1曲の「7時のニュース~きよしこの夜」は皆さんご存知の「きよしこの夜」がベースとなっている曲です。
そのコーラスをバックにCBSのニュース番組のアンカーマンであるウォルター・クロンカイトがニュースを読んでいる音声が流れています。
ニュースの内容は、ベトナム戦争関連のニュースやマーティン・ルーサー・キング師が行う予定のデモ、レニー・ブルースというコメディアンの死などあまり脈絡がありません。
これは実際のニュース音声ではなく、この曲の為に朗読したもののようですが、ちょっと粋な演出となっています。
彼らの意図は正確には判りませんが、私なりに解釈すると、とかく世の中は騒がしく様々なニュースで満ち溢れているけれど、クリスマスの今夜だけは静かな夜を過ごしてほしいと言いたいように思います。
このアルバムの発売は1966年10月24日のようですので、クリスマスを意識して製作されたのでしょうね。
ニュース音声は最初は小さな音量ですが、次第に音量が大きくなっていって、曲の最後では「7時のニュースでした。おやすみなさい」という言葉で締めくくられています。
皆様におかれましても、良いクリスマスをお過ごしくださいませ。
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