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Sloan「C’mon C’mon (We’re Gonna Get It Started)」「Stand by Me, Yeah」(アルバム:Navy Blues)

「ビートルズらしさを現代に蘇らせた珠玉のポップセンス」

今回はスローン「カモン・カモン」「スタンド・バイ・ミー・イェー」(Album『ネイヴィー・ブルース』)をご紹介します。

本日のおすすめ!(Today’s Selection)
■アーティスト名:Sloan
■アーティスト名カナ:スローン
■曲名:C’mon C’mon (We’re Gonna Get It Started)、Stand by Me, Yeah
■曲名邦題:カモン・カモン、スタンド・バイ・ミー・イェー
■アルバム名:Navy Blues
■アルバム名邦題:ネイヴィー・ブルース
■動画リンク:「C’mon C’mon (We’re Gonna Get It Started)」「Stand by Me, Yeah」

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スローン「カモン・カモン」「スタンド・バイ・ミー・イェー」(アルバム:ネイヴィー・ブルース)ディスクレビュー

こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ

久しぶりにパワーポップを取り上げます。

ブログ開始当初はパワーポップをたくさん取り上げていましたが、ここ最近ご無沙汰していました。

このバンドはカナダの国民的バンドと言われています。

今回ご紹介するのは彼らの4枚目のアルバムで、カナダのグラミー賞と呼ばれるジュノー賞のベストロックアルバムにもノミネートされました。

本国カナダでは大変売れてゴールドディスクとなっています。

名作が多い彼らの中でも、私はこのアルバムが最高傑作だと思います。

曲の粒が揃っているだけでなく決定的な曲がいくつもあって、録音も前作より私好みです。

特にアップテンポに素晴らしいナンバーが多く、今回ご紹介するこの2曲に並ぶ出来の曲がまだまだあります。

特に「シー・セイズ・ホワット・シー・ミーンズ(She Says What She Means)」や本国でビールのCMに使われた「マネーシティマニアックス(Money City Maniacs)」あたりのシングルカットされた曲も必聴といえるでしょう。

このバンドは4人全員が曲が書けることも売り。

「カモン・カモン」はジェイ・ファーガソン作、「スタンド・バイ・ミー・イェー」はパトリック・ペントランド作です。

ちなみに彼らは全員ボーカルをとることができますし、楽器も基本の役割は決まっていても、柔軟に楽器を持ち替えることがも多いです。

ただ彼らのウィキペディアを見ても誰がどの楽器を担当しているのか分かりにくいので、改めて基本となる担当楽器を以下に記しておきましょう。

パトリック・ペントランド(Patrick Pentland) – リードギター
ジェイ・ファーガソン(Jay Ferguson)- リズムギター
クリス・マーフィー(Chris Murphy)- ベース
アンドリュー・スコット(Andrew Scott)- ドラム
※ボーカルは全員

ただこの役割はライブではがらっと変わりますのでご了承ください。

この曲のどこがすばらしいのか

さて今回は2曲のご紹介なので、早速ですが曲を聞いていきましょう。

「カモン・カモン」はまず最初のコーラスからノックアウトされてしまいますね。つかみはOKです。

その後のメロディもとても好調を維持しています。

そこはかとなくビートルズ・ライクなポップセンスを感じます。

もしかしたらバッドフィンガー(Badfinger)経由のビートルズ(The Beatles)らしさと言った方が正確かもしれません。

心なしかボーカルもジョン・レノン(John Lennon)っぽく聞こえます。

演奏ではピアノが目立つ曲です。ドラムに合わせてリズムを刻んでいますが、このアレンジもとてもいいですね。

この曲の下地をつくる役割を果たしています。

ただ他の楽器も素晴らしくて48秒のところから10秒間ほど入るベースラインは短いながらこの曲の影のMVP的働きで、この曲に一層の深みを加えています。

また2:00過ぎからのギターソロも短いながらなかなかです。

このバンドのギターソロはいつも歌心が感じられます。

2:28ぐらいからコーラスがハイライトされていますが、ギターポップ系のクラブイベントでこの曲がかかると、ここの箇所が一番盛り上がります。

次に2曲目の「スタンド・バイ・ミー・イェー」は、もう少し地味で哀愁漂う曲です。

ドラムが少し音をずらして叩いていて、微妙にアクセントを加えていますね。

アレンジはあっさり風味で、大部分のところはこのドラムとギターがひかえめに鳴っているだけです。

ただその分時々入るギターソロやコーラスが、逆に際立って心地よく響きます。

特に52秒のところをはじめとして時々入るギターは、短いながらも私の好きなバンドであるパイロット(Pilot)のギターっぽいです。

私はこの曲のサビが大好きで、この控えめで地味な曲がサビで少し盛り上がるところでは、いつも耳をそばだてて聞いてきました。

この曲を書いたパトリック・ペントランドはスローンの代表曲「エヴリシング・ユーヴ・ダン・ロング(Everything You’ve Done Wrong)」を書いた人です。

なんとなくこの曲にも似たところが感じられないでしょうか。

この人たちは70年代のパワーポップのバンドが引継いだビートルズっぽさを、正しく受け継いだバンドだと思います。

ビートルズにちなんでこのアルバムを赤盤、前作の「ワン・コード・トゥ・アナザー(One Chord to Another)」を青盤と呼びたいところです。

この2枚はどんなに手持ちのCDを減らしたとしても、必ず手元に残しておきたいです。

久しぶりに通しでこのアルバムを聞いてみましたが、やはり最高です。

しかしあまりに昔に買ったCDなので、ジャケットに少し黄ばんでいるところがありました。

このぐらい好きなアルバムだと黄ばんでいるのは忍びありません。おそらくそのうち買いなおすことになるでしょう。

私も朝晩しっかり換気していますし、湿気などにもそれなりに気を付けていますが、長い年月音楽を聴いてくるとそういうこともあります。

音楽ジャンキーの皆さまにおかれましては、このようにならないよう音源の状態を保てるようお気をつけくださいませ。

引き続きこのアルバムのAmazonレビューを読んでみたい方や、ご購入をお考えの方は、下のリンクからお進みください。


Navy Blues

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