「ほぼスティーヴィー・ワンダーの功績のような気もしますが名曲!」
今回はサード・ワールド「ラヴ・アイランド」(Album『ラヴ・アイランド』)をご紹介します。
╂ 本日のおすすめ!(Today’s Selection) ╂
■アーティスト名:Third World
■アーティスト名カナ:サード・ワールド
■曲名:Try Jah Love
■曲名邦題:ラヴ・アイランド
■アルバム名:You’ve Got the Power
■アルバム名邦題:曲名邦題と同じ
■動画リンク:Third World「Try Jah Love」
╂ 名曲レビューでは四つ星半以上のとびっきりの名曲だけをおすすめしています!╂
サード・ワールド「ラヴ・アイランド」(アルバム:ラヴ・アイランド)ディスクレビュー
こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ)
サード・ワールド最大のヒット曲をご紹介します。
一応ジャンルはレゲエとしておきますが、どちらかというとソウルフルな要素が強く、レゲエの要素はほとんどありません。
まあ強いて挙げるとタイトルですかね。
哀愁ナンバーで、ワム!(Wham!)の「ケアレス・ウィスパー(Careless Whispe)」とか、サンタナ(Santana)の哀愁の要素が強い曲とか、そのあたりが思い浮かびます。
恥ずかしかっこいい曲ですね。
以前の私はこそばゆくてめったに聞きませんでしたが、たまたま聞いたら悪くないと思いました。
それどころか何度もリピートして聞いてしまいました。
繰り返し聞くと恥ずかしさに慣れてきます。私はその日ずっとこの曲が頭の中で鳴っていました。
この曲はスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)がプロデュースした曲です。
ちなみにスティーヴィーはこの曲が発表された1982年は「Hotter than July(ホッター・ザン・ジュライ』)」と「The Woman in Red(ウーマン・イン・レッド』)」の間の時期です。
彼自身もまた感情的に分かりやすい曲が増えてきた時代です。
この頃は他にもジャヴァン(Djavan)のプロデュースなどもしています。
ただこの曲でスティーヴィーは作曲、作詞、編曲、ピアノで演奏にも参加しています。
いっそのこと歌もスティーヴィーがやったらいいじゃないかと思うぐらいですが、サード・ワールドは残された唯一の領域である歌でがんばっています。
昔はメロディばかり耳に入ってきましたが、先日久しぶりに聞いた時は独特のタメのあるリズムもなかなかにすばらしいと思いました。
ただこの曲あたりから、純粋なレゲエファンからはそっぽを向かれ始めてきたのですよね。
売れ線なサウンドであることもあって、魂を売ったみたいな感じの言われ方をされることがあります。
アスワド(Aswad)の方がより劇的に売れ線路線に転換したはずですが、アスワドには割と皆さんは理解を示していたりします。
まあ私はどちらもすばらしいと思いますけどね。やはりスティーヴィーに任せすぎだったのかもしれません。
サード・ワールドは確かに初期の3枚が純度の高いレゲエで、私もほとんどそればかり聞いています。
この曲の時代も聞きなおしてみようかと思えるようになりました。
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