「エイティーズの香りのするシンセダンスポップ」
今回はヴァン・シー「ケリー」(Album『ヴァン・シー』)をご紹介します。
╂ 本日のおすすめ!(Today’s Selection) ╂
■アーティスト名:Van She
■アーティスト名カナ:ヴァン・シー
■曲名:Kelly
■曲名邦題:ケリー
■アルバム名:アーティスト名と同じ
■アルバム名邦題:アーティスト名カナと同じ
■動画リンク:Van She「Kelly」
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ヴァン・シー「ケリー」(アルバム:ヴァン・シー)ディスクレビュー
こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ)
ハッピーでアゲアゲのアッパーチューンをご紹介します。
少し言い方が古いかな?まあいいでしょう。
この曲自体も少し昔っぽいノリがありますから、この曲を語る時は逆に古い言い方な方がいいぐらいかもしれません。
ロックというよりもシンセ・ダンスポップという感じです。
ボーカルやドラムなどそこかしこにエイティーズな香りがしますね。
おそらく幅広い層に気に入ってもらえる曲ではないでしょうか。
私も一瞬OMDあたりが思い浮かぶ箇所があります。
リズムをわざと80年代風に劣化させたり、シンセを過剰にキラキラさせたり、プラスチックなサウンドにしたりという手法はもうすっかり現在も根付いた感じがします。
リアルタイムでエイティーズを聞いてきた人は驚くかもしれません。
彼らはオーストラリアのバンドで、あるドラム雑誌に掲載されたウソのオーディション会場で出会ったのが結成のきっかけなんだそうです。
私がこの曲を知ったのは2008年のデビューアルバムですが、既にその前の2006年に発売されたデビューEPに収録されていてヒットを記録しています。
彼らについてはいまひとつよく知らないことから、今回は情報収集をしてみましたが、HMVのインタビューが見つかりました。
楽しいインタビューなので、もしよかったらお読みください。
彼らによるとこの曲は特定の女の子のことを歌っているそうです。
そのインタビューで彼らの好きなアーティストが上げられています。
コーネリアス、YMO、カシオペア、Daft Punk、 E.L.O、10cc、Cars、山下達郎などが挙げられていました。
インタビューを読みながら分かる分かるよ、君達のサウンドを聞くとさ、などと1人で盛り上がってしまいました。
彼らはナイスガイですね。
人懐っこい彼らの人柄がこの曲にもにじみ出ています。
隠し切れないというよりも、隠す気がないエイティーズ風味も合わせてお楽しみください。
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