「コクと味わいの深い歌を聞きたい人は必聴の傑作です!」
今回はウィリー・クレイトン「ソー・タイアード・アップ」(Album『フォーエヴァー』)をご紹介します。
╂ 本日のおすすめ!(Today’s Selection) ╂
■アーティスト名:Willie Clayton
■アーティスト名カナ:ウィリー・クレイトン
■曲名:So Tired Up
■曲名邦題:ソー・タイアード・アップ
■アルバム名:Forever
■アルバム名邦題:フォーエヴァー
■動画リンク:Willie Clayton「So Tired Up」
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ウィリー・クレイトン「ソー・タイアード・アップ」(アルバム:フォーエヴァー)ディスクレビュー
こんにちは。おとましぐらです。(プロフィールページへ)
私はとてもいい曲だと思うけれど、他の人に気に入ってもらえるかは定かではありません。
まあ自分のブログですから、あっさり取り上げてしまいますが。
もし聞く人がディープ・ソウルが大好物な人なら勝算は充分にあります。
今回焦点を当てたいのはディープな歌唱だからです。
歌に命を懸けてますなんて言ったら演歌みたいですが、ディープソウルの人も負けていません。
この曲はそういう歌唱を堪能する曲です。
ちょっと歌唱の味付けが濃いかもしれませんが、味わいは格別なものがあります。
サウンドは80年代色が強いので、あまりすばらしいとは言えません。
音の細部にこだわる人には、そっぽを向かれてしまいそうです。おしゃれだとかBGMになるような音楽ではありません。
しかし私には問題ありません。なぜならこの歌唱さえあれば他に何もいらないからです。
不思議と歌がいいとバックのサウンドも良い方に補正されて聞こえてきますけれど。
原曲はサム・ディーズ(Sam Dees)ですが、原曲と曲の解釈が違うので、あまり原曲を意識して聞いたことはありません。
どちらもいいけれど、どちらかといえばこちらに軍配が上がります。
特にサビの解釈はこちらです。タフな女性コーラスに歌わせる中、ウィリークレイトンがガツンと魂を注入してきます。
この恋に疲れてしまったみたいなことを叫んでいます。
実は十年以上前だと思いますが、当時の若い女性でサザン・ソウルが流行っているという記事を読んだことがあります。
しかも若者向け雑誌で。
当時、いやいやそれはないでしょうと思って読みましたが、その記事で紹介されていた若い女性聞くと胸が一杯になるみたいなことを言っていました。
確かにまあディープ・ソウルの良いところはその通りです。
小細工なしで魂をガツンとぶつけてくるところが心地よいです
。後はこちらがそれに対して響くかどうかです。
それに対してこちらが響くことができれば、1曲だけでお腹が一杯になります。
この曲はまだディープソウルの中でもサウンドが洗練されている方です。
ディープソウルはまた取り上げますが、その時はまた煮込みすぎた料理みたいな曲をご紹介する予定です。
それまではこの曲をご堪能ください。
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