私はこのサブ・ブログ以外にメイン・ブログを運営しています。
このブログはサブ・ブログです。
先日メイン・ブログのアクセスが、1/3以下になりました。
この記事ではその激減を受けて、私が考えたことを書きたいと思います。
- 1 ブログのアクセスが激減した理由
- 2 アルゴリズムの変動幅の大きさ
- 3 平均検索順位が10位以下に落ちた
- 4 私はアクセス数を重視しない
- 5 競争では燃えない性分
- 6 そんな私が重視していること
- 7 アルゴリズムの変動に順応することの難しさ
- 8 アルゴリズムに依存していれば不安定は避けられない
- 9 アルゴリズムを当てにしない
- 10 直近の私の動き
- 11 私のブログを定食屋に置き換えて考えてみた
- 12 アルゴリズムの問題点
- 13 アルゴリズムは等身大の評価が得られにくい
- 14 だからアルゴから離れたいと思った
- 15 競争に参加した時点で負けが確定という話
- 16 数値を見て気付いたこと
- 17 このブログは検索流入対策をしていない
- 18 うれしい誤算
- 19 不特定多数からの評価よりも音楽仲間の評価
- 20 長期運用をするので目先の変動にはとらわれない
- 21 私の最終目的
ブログのアクセスが激減した理由
多くのブログの流入源は、インターネット検索からの流入がほとんどです。
SNS経由のアクセスが検索経由を上回るのは、並外れた影響力を持つインフルエンサーぐらい。
私のブログも例にもれず、ほとんどがウェブからのアクセスです。
私のメイン・ブログが激減した理由は、Googleのアルゴリズムの変動によるものです。
先日以下のメイン・ブログのアクセスが、1/3程度まで激減しました。
最低値と最高値で比較したらおおよそ1/7位ですが、多い時でも1/2を超える程度です。
平均的には1/3以下ぐらいのように思います。
しかし私はそんな自分に困惑するほどショックを受けませんでした。
そういえば1-2年前にも1/2ぐらいになったことがありましたが、その時はもっとがっかりしましたが。
アルゴリズムの変動幅の大きさ
ブログを運営している方ならご存じの通り、検索流入を左右するGoogleの変動は相当にエグいです。
Xの変動もめまぐるしいですが、個人的にはGoogleの変動とは比べものにならないように思います。
特にGoogleのコア・アップデートの変動は、致命傷を与えることも。
有名なインフルエンサーでさえ、あっさりオワコンにしてしまいます。
超有名ブロガーであっても、ブログから撤退するケースは少なくありません。
特に個人運営サイトは変動が大きく、ジェットコースターに乗っているかのようです。
平均検索順位が10位以下に落ちた
私のブログの平均検索順位は、良い時で8位ぐらいでした。
その平均検索順位には、自分が意図していない検索ワードの結果も含まれています。
私のメイン・ブログは狙っているキーワードで5位以内が多く、1位になるケースも散見されました。
今の平均検索順位は12位ぐらいです。
しかしGoogleでは10位をまたぐと、一気にアクセスが激減するもの。
それはGoogleのデフォルトの表示数が10サイトだからで、その中だけで探しものを完結する人が多いからです。
よほど深刻な調べもの以外では、次の10記事を見ようと思わないものです。
私はアクセス数を重視しない
前述したように私のメイン・ブログは、おおよそ1/3以下になりました。
しかし意外と気になりませんでした。
平静を装っているつもりはありません。
そもそも私は毎日ブログのアクセスを確認していない人です。
しかもそのアクセスの計測値も信用できませんし。
私はブログにプラグインを入れて、アクセス数を計測しています。
しかしそのプラグインでXからの流入数は、Xアナリティックスのリンクのクリック数の半分以下です。
私がプラグインで把握しているアクセス数は、低くカウントされているのかもしれません。
それでもいいかという感じです。
どうやら私はブログのアクセス数が気にならないようです。
競争では燃えない性分
私は競争の中で勝つことに燃えないタイプなのかもしれません。
もし私が営業部に配属されたとしても、トップを獲ってやるぜみたいな感じにならないと思います。
自分なりに納得できる仕事ができたら、1位でなくてもいいというタイプ。
ご理解いただけるか分かりませんが、1位よりむしろ2位の方がいいなと感じるところがありますし。
仕事では営業以外でも数値でパフォーマンスを評価されることがあります。
私は仕事においては、数値的にもそれなりの結果を残すようにしています。
それが仕事ですから。
しかしプライベートのブログでは、必ずしもそうではありません。
私は人より承認欲求が低いのかもしれません。
そんな私が重視していること
その代り私は周囲と協調して楽しくやったり、自分の中の充実度を重視しています。
そうした私の傾向は、ブログやXの運営にも影響を与えていることでしょう。
私は音楽好きを増やすために、ブログやXの運営をしています。
しかし自分1人の力でと考えるタイプではありません。
だからこそ、私はじゃにゅありーに対しnoteとXを始めるよう誘いましたし。
時々フォロワー様が紹介している曲をリポストしているのも、同じ動機からです。
みんなと一緒に音楽好きを増やしていきたいと思っているところがあります。
アルゴリズムの変動に順応することの難しさ
GoogleとX、どちらもアルゴリズムによってかなり大きく変動します。
しかし移り変わりやすいアルゴリズムにその都度順応して、生き延びることはなかなか難しいものです。
そもそもアルゴリズムにおいては、絶対的な最適解や必勝パターンがありません。
特に個人サイトではこの方向性で完成度を高めれば、常に上位にいられるみたいな手堅い方法はありません。
特にGoogleのアルゴリズムは、その時々のトレンドによって評価基準が大きく異なります。
しかもその基準は時に正反対に変動しますし。
その中間を狙っても、うまくいくわけでもありませんし。
正解がないことが、ウェブマーケテイングの難しいところです。
アルゴリズムに依存していれば不安定は避けられない
アルゴリズムが支配する世界では、安定して上位に居続けることはできません。
安定とはほど遠い、変動こそが真実という世界です。
たとえブログを始めた時に知っていたとしても、想像を超える変動幅だと思います。
結果参加するプレイヤーは振り回され、常に不安定な精神状態に置かれます。
趣味でやっている人は変動してもいいかもしれません。
この変動は専業ブロガーの場合、死活問題となりやすいかもしれません。
月に20万とか30万円稼げるようになると、専業ブロガーになる人も出てきますが、翌月にはその額が1/3になってしまうことも。
10万円以下だと生活できなくなりますね。
それ以上稼いでいるブロガーも先行き不透明感に嫌気がさして、ブログから撤退することがあります。
アルゴリズムを当てにしない
私のメイン・ブログは、Googleのアルゴリズムを意識してSEO対策をしています。
アルゴに変動があったとしても、基本的な対策はありますから。
アクセスが激減したとはいえ、今でも多くの方に訪問していただいています。
Xの方でも、時々1万インプレッションを超えるポストがあります。
私は比較的アルゴに優遇されている方かもしれません。
しかし私はアルゴリズムを当てにしたくないと思っています。
そこでこのサブ・ブログは構想段階から、インターネットからの流入対策をしないようにしました。
またメインとサブ、どちらも広告を減らしました。
アクセスが多くてお金を稼げれば、それが一番いいのではないか。
そのご意見はごもっともです。
しかし私はお金を稼ぎたいのではありません。
またアルゴリズムのレバレッジによって、実体を伴わないアクセスを増やしたいとも思っていません。
直近の私の動き
当然アルゴリズムをハックして、アクセスやお金が得られればいいのかもしれません。
間違いなくその方がいい。
アクセスもお金もいらないというのは、きれいごとにすぎないかもしれません。
ただ実際、私はそのきれいごとの方向に舵を切りました。
その人の言っていることがきれいごとかどうかは、実際その人がやっていることから判断すればいいと思います。
最近私はブログの広告を減らし、アクセスを度外視したこのブログを始めました。
この路線を数年継続できるかどうか、私にも分かりません。
皆様は私の様子を生暖かく見守っていただければと存じます。
もし今後私のブログに、アクセスアップやお金を稼ぐ方向の変化があったとします。
その時は働けなくなったなど、何か特別な事情が発生したとお察しください。
私のブログを定食屋に置き換えて考えてみた
私は自分のブログをメニューが多い定食屋みたいだと思うことがあります。
もし自分が定食屋を始めて、ある程度常連客が付いたらこんな感じかもしれません。
繁盛店とまではいかなくとも、採算分岐点は上回りそうな感じ。
もし仮にその定食屋が繁盛店に成長したとしたら、その後は2つの方向性が考えられます。
1つは多店舗展開して、全国展開やチェーン店にする方向。
もう1つは今のお店だけで、創意工夫をして更に良いお店にすること。
私は典型的な後者のタイプだと思います。
実際今も記事をリライトしたり、曲を追加したりしています。
アルゴリズムの問題点
現在、町の定食屋さんは強制的に食べログに登録されてしまいます。
そして食べログのサイトに登録されると、アルゴリズムによって表示順位や星の数さえも左右されてしまいます。
食べログにお金を払えば、アルゴリズムで優遇されることが度々話題となっており、実際訴訟でも争われました。
しかし先程の定食屋の話に戻ります。
それでも客が増えるので、食べログに登録されることは好ましいかもしれません。
しかし食べログにお金を払わないと、アルゴリズムで冷遇され評価を下げられます。
その結果その定食屋が町一番の美味しさと評判になったとしても、食べログの評価は10番目ということもありえます。
つまり実際の顧客の評価とアルゴリズムが乖離するということ。
私はこの点が問題だと思っています。
アルゴリズムは等身大の評価が得られにくい
食べログではお金を払うとアルゴリズム上で優遇されるので、GoogleやXとは違うと思われるかもしれません。
しかし私は本質的に同じだと考えています。
GoogleやXでは、プラットフォーマーの利益が最大化されるだけの話。
アルゴリズムは、コンテンツに対して正か負のレバレッジをかけます。
等身大に評価するための仕組みではありません。
プラットフォーマーの利益のために、レバレッジの係数をいじっているだけです。
加えて前述したようにGoogleやXのアルゴリズムは、思いの外不安定で気まぐれです。
特にGoogleは変動幅が大きすぎる。
専門家でもその仕組みを完全に読み解くことが難しい、ブラックボックス化しています。
だからアルゴから離れたいと思った
アルゴリズムに依存した評価や数値は、変動が大きい砂上の楼閣です。
常にアルゴリズムに合わせるような攻略方法が難しいので、不安定であることは避けられません。
その基盤に依存している以上、運営者の精神不安定は避けられません。
それはなけなしの財産を、変動幅の大きな方法で運用している個人投資家に似ています。
しかも不安定な市場で。
だからアルゴリズムから評価された結果のアクセスは拒否しないけれど、最初から計算に入れない。
ボーナスのようなものと考える。
私はそう考えています。
競争に参加した時点で負けが確定という話
私は競争に参加した時点で負けが確定しているという話が好きです。
「競争で勝てない人が負け組なのではなくて、(苛烈競争下では自身を差別化するのに要するコストと得られるリターンが見合わない為)、競争に参加する人が負け組で、競争を避けられる人が勝ち組」という考え方、競争社会を熟知しているティールが言うから説得力ある…https://t.co/ch6vAmtGKN pic.twitter.com/2UK6Lu09Wk
— おいしいおすし (@nsvs2_exams3) May 7, 2023
私は自分しか提供できない何かにこだわりたいと思っています。
その何かとははたして何なのか。
私にも答えはありません。
しかしそのヒントが最近見つかりました。
数値を見て気付いたこと
普段の私はブログのデータを詳細に分析しません。
しかし今回は下落を受けて数値を見た結果、一つ気付いたことがあります。
従来から私のブログは個人ブログとしては、1訪問者あたりの閲覧ページ数が多いのが特徴でした。
しかし今回下落した後は、その数値が更に劇的に上がりました。
つまり1人の訪問者が読むページ数が増えたのですね。
これは何を意味するのでしょうか。
おそらく検索からではない常連さんが読むページ数が、私の想像以上に多かったということ。
とてもありがたいことです。
この事実は、常連客を大切にする定食屋のような運営方法がとても大切だということを示しています。
それは競争意識に欠ける私にも、やりがいを感じる方向性です。
このブログは検索流入対策をしていない
私はこのオピニオン・ブログを始めた時、最初からウェブ検索のアクセスを当てにしまいと決めていました。
私はある程度SEOの知識がありますが、あえてそのセオリーを無視することにしました。
ウェブ検索からのアクセスが多いに越したことはない、忌避する理由がないという意見も理解できます。
インターネットでアクセスを伸ばすには、自分の書きたいことではなく、想定読者のニーズを満たす記事を書く。
それが最適解、一択です。
しかしこのブログは、それほどアクセスが多くなくてもかまいません。
アクセスが多くなくても、想定内といえます。
自分が書きたいことを書くブログとして開設したので、それから外れるものは全て不純物とさえ思っています。
うれしい誤算
このサブ・ブログは、どう思われてもいいと割り切って書いています。
申し訳ありませんが、なんとなく気に入らないとか、意見に賛同できないという人も少なくないはず。
私はそれが普通だと思っています。
最初から自分の考えを独りよがりに書くための自己中なブログです。
それだけで充分だと思っていました。
しかし私の意見に賛同したという意見をいただくことがあります。
しかも予想よりもそうしたご意見がありました。
その結果一部の読者様、フォロワー様との距離が縮まったように感じます。
それはうれしい誤算でした。
不特定多数からの評価よりも音楽仲間の評価
私は不特定多数の人からの評価を軽視する傾向があるかもしれません。
しかし音楽仲間から信頼されるのは、素直にうれしいです。
私は高校の時、ロック仲間の家に集まってワイワイ話すのが好きでした。
違うクラスの人から誘われることも。
普段から仲の良い友達なら、自分について等身大の評価をしてもらえます。
私は過小評価と過大評価どちらもいらなくて、身近な人から信頼が得られればそれでいい人です。
そこでほめられれば当然うれしい。
一方アルゴリズムは一貫性がなくレバレッジをかける気まぐれな神の手ですが、私はその神を信仰していません。
きまぐれなアルゴリズムに、ブログの生殺与奪権を与えない。
不安定なアルゴリズムの上に、自分の存在根拠(レーゾン‐デートル)を置きたくない。
私はコツコツ地道に運営していきたいと思っています。
長期運用をするので目先の変動にはとらわれない
先日私のブログのアクセスは1/3になりました。
コップの水が1/3あったとして、それを1/3しかないと考えるか、それともまだ1/3あると考えるか。
私は後者の考え方です。
思えばブログを開始して1年目は、1日10アクセスあったら事件でした。
通常は6アクセスぐらいばかりでしたが、私は今と同じように記事を書いていました。
激減したとはいえ今も月に万単位のアクセスがありますが、更に下がる可能性もあります。
しかしGoogleのきまぐれで逆方向に振れて、激増する時が来る可能性も。
いずれにせよ現在の状況は途中経過にすぎません。
私の最終目的
Googleのアップデートでアクセスが急低下することを「被弾」と呼ぶようです。
今回私は見事に「被弾」したわけですが、愚鈍に記事を書き進めたいと思っています。
失うものがない「無敵の人」状態かもしれません。
私はこれから10年以上の長い期間、ブログを運営するつもりです。
私のやり方は自己満足重視ですが、自分のこだわりに忠実であること。
そして音楽仲間と楽しくブログを運営すること。
それだけを考えて目先の変動に一喜一憂せず継続しやり切りたい。
もしこのブログを完結できたとしたら、大きな達成感を感じるのではないか。
私は今からその瞬間を楽しみにしています。
最後に以前取り上げて好評だった曲をご紹介します。
The Hormones – Stay Ahead
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